2015
12.3120:30

2015年の災害を振り返る~国内~<その2:7月~12月>

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レスキューナウ 危機管理情報センターでは、広範囲に大きな影響を及ぼす災害や、多数の死傷者が発生した事故・事件の際などに、「被害状況サマリー」や「緊急情報」等で被害状況について随時情報配信を行っています。
2015年を締めくくるにあたり、今年発生した国内の災害について振り返ります。

※気象データや被害の内訳については、原則的にレスキューナウによる情報取りまとめ時のものです。それぞれの記事の最終更新日以降の状況については反映されていないことがあります。
※1月~7月については、12月30日に掲載しています。
・2015年の災害を振り返る~国内~<その1:1月~6月>
http://www.rescuenow.net/?p=2906

●7月
【台風】9日~10日:台風9号が沖縄本島・先島諸島に接近
[被害]負傷者26人(沖縄県) 停電最大4万軒以上(沖縄県、鹿児島県)
台風9号が非常に強い勢力で沖縄本島に・先島諸島に接近、沖縄県を中心に負傷者や家屋損壊、停電などの被害。

【地震】10日:岩手県沿岸北部でM5.7の地震 盛岡市で最大震度5弱を観測
[被害]負傷者2人(岩手県)
03:33頃発生、東北北部で震度5弱から4を観測。岩手県で負傷者も物的被害の情報なし。

【地震】13日:大分県南部でM5.7・最大震度5強の地震
[被害]負傷者2人(大分県)
02:52頃発生、大分県佐伯市で震度5強、九州北部・四国・中国地方の一部で震度5弱から4を観測。東海地方から西の広い範囲で揺れを感じた。大分県で負傷者や水道管破損などの被害。

【台風】16日~18日:台風11号が四国・中国地方を縦断、広い範囲で大雨による被害
[被害]死者6人(兵庫県など) 負傷者56人(兵庫県、大阪府など) 家屋浸水270軒以上(和歌山県、徳島県など)
台風11号は16日夜遅くに高知県室戸市付近、17日朝に岡山県倉敷市付近に上陸、四国・中国地方を縦断して日本海で熱帯低気圧に。72時間雨量が四国の一部で700mmを超えるなどの大雨となった。
台風接近前から前線の活動が活発化し、台風から離れた関東・東北地方で大雨による土砂災害や交通機関への影響。また、台風通過後も湿った空気が流れ込み、雨が降り続いた近畿地方では、17日夜から18日午前中にかけて京阪神地区JRのほとんどの路線が運転見合わせとなり、駅間で立往生する列車もあった。

【台風】25日~26日:台風12号が長崎県に上陸、奄美地方で大雨による被害
[被害]負傷者2人(長崎県、熊本県) 家屋浸水100軒以上(鹿児島県)
西経域で発生した台風12号が日本の南海上を西寄りに進み、25日に鹿児島県奄美地方に接近した後、26日夜に長崎県佐世保市付近に上陸し対馬海峡で熱帯低気圧に。
鹿児島県奄美地方の徳之島を中心に24時間雨量が450mm近くに達する大雨となり、奄美地方を中心に九州の一部で大雨による浸水等の被害。

【事故】26日:調布飛行場近くで小型機が住宅街に墜落、8人死傷
[被害]死者3人 負傷者5人
11:00過ぎ、東京・調布飛行場を離陸した直後の小型機が近くの住宅街に墜落、機体と住宅がともに炎上し、住民1人を含む3人が死亡。

●8月
【火山】15日:桜島で火山性地震急増・山体膨張 噴火警戒レベル4(避難準備)に引上げ
この日朝から桜島・南岳山頂火口直下で火山性地震急増、有感地震も観測されるとともに、山体膨張を示唆する急激な地殻変動を観測。気象庁は「桜島では重大な影響を及ぼす噴火が切迫していると考えられる」として噴火警戒レベルを4(避難準備)に引上げ、鹿児島市は桜島周辺の住民に避難勧告を発令した。
その後、小規模な噴火は発生したものの、火山性地震が大きく減少したことなどから噴火警戒レベルは9月1日にレベル3(入山規制)、11月25日にレベル2(火口周辺規制)に引下げ。避難勧告も順次解除。

【台風】24日~26日:台風15号が先島諸島を通過し九州北部を縦断、西日本の広い範囲で暴風と大雨による被害
[被害]死者1人(熊本県) 負傷者95人(熊本県、鹿児島県など) 家屋損壊160軒以上(福岡県、鹿児島県など) 停電最大50万軒超(九州電力管内)
台風15号は石垣島を通過し東シナ海を北上、25日朝に熊本県荒尾市付近に上陸し九州北部を縦断、日本海で温帯低気圧に。
台風が最も発達したタイミングで通過した石垣島では最大瞬間風速71.0m/sで歴代7位の記録となったほか、台風が上陸した九州では家屋損壊が相次いだほか、大規模な停電が発生するなど被害が大きかった。

●9月
【突風】6日:千葉市のJR蘇我駅周辺で竜巻、負傷者や家屋損壊などの被害
[被害]負傷者3人 停電約500軒
21:30頃発生、千葉市中央区のJR蘇我駅周辺で竜巻とみられる突風が発生、家屋の被害多数。JR外房線では、走行中の列車に突風で飛んできたトタンが当たって窓ガラスが割れる被害も。

【台風】8日~11日:「平成27年9月関東・東北豪雨」栃木・茨城・宮城県に大雨特別警報発表、鬼怒川堤防決壊など甚大な被害
[被害]死者8人(栃木県、宮城県など) 負傷者79人 家屋損壊6000軒以上 浸水家屋1万2000軒以上(茨城県、埼玉県など)
台風18号が9日午前、愛知県西尾市付近に上陸し中部地方を縦断、日本海で温帯低気圧へ。この台風から変わった低気圧の動きが遅くなり、南からの暖かく湿った空気が長時間にわたって流れ込み続けた関東・東北地方で総雨量が600mmを超える記録的な大雨になった。
栃木県、茨城県、宮城県に大雨特別警報が発表され、鬼怒川が茨城県常総市で決壊するなど各地で河川の氾濫が相次ぎ、家屋の損壊・浸水被害や停電・断水などライフラインへの影響が広範囲に及んだ。

【地震】12日:東京湾でM5.2の地震・東京都調布市で最大震度5弱を観測
[被害]負傷者8人(東京都、神奈川県、千葉県)
05:49頃発生、東北地方から東海地方にかけての広い範囲で震度4~1の揺れを観測。都内を中心に関東南部で負傷者やエレベータの閉じ込め、水道管破損などの被害。また、首都圏のJR・私鉄はダイヤが大きく乱れた。

【火山】14日:阿蘇山噴火 初の「噴火速報」発表
09:43頃、阿蘇山で噴煙の高さが火口縁上3000mを超える噴火が発生、周辺の広い範囲に降灰。気象庁は噴火警戒レベルを引上げるような規模の噴火が発生したとして、8月の運用開始以降初となる「噴火速報」を発表した。熊本空港発着便に一部欠航などの影響はあったが、噴火に伴う大きな被害の情報なし。

【津波】18日:チリ中部沖M8.3の地震で太平洋側を中心に津波注意報発表
日本時間17日07:54頃に発生した南米チリ中部沖を震源とするM8.3の地震で、南米やハワイなど太平洋沿岸の広い範囲で津波を観測。気象庁は18日03:00に北海道から沖縄県までの太平洋沿岸を中心に津波注意報を発表、岩手県久慈港で最大80cmの津波を観測。人的・物的被害はなく、津波注意報は18日16:40に解除された。

【台風】28日:台風21号が先島諸島に接近、与那国島で暴風による大きな被害
[被害]負傷者2人 家屋損壊200軒以上 停電約5900軒(いずれも沖縄県)
台風21号が非常に強い勢力で沖縄・先島諸島に接近。最大瞬間風速81.1m/sを観測した与那国島で多数の家屋に被害。

●10月
【暴風】1日~3日:急速に発達した低気圧が通過、暴風による被害相次ぐ
[被害]死者1人(北海道) 負傷者27人(北海道、青森県など) 家屋損壊300軒超(北海道、青森県など) 停電最大約7000軒(北海道)
北日本を中心に最大瞬間風速30m/s超の暴風、家屋損壊や転倒による負傷などの被害相次ぐ。陸海空ともに交通機関にも大きな影響。

【事故】28日:宮崎市中心部で乗用車が歩道を暴走、複数の死傷者
[被害]死者2人 負傷者6人
14:50頃、宮崎市のJR宮崎駅近くの大通りで、軽乗用車が歩道を暴走、通行人を次々とはね2人が死亡。宮崎市中心部での事故で付近は一時騒然とした状況に。

●11月
【津波】14日:薩摩半島西方沖でM7.0・最大震度4の地震、津波注意報発表
05:51頃発生、佐賀県白石町、鹿児島県鹿児島市や屋久島町で震度4を観測。種子島・屋久島地方、奄美群島・トカラ列島、鹿児島県西部に津波注意報が発表され、トカラ列島の中之島で30cmの津波を観測。九州地方の鉄道に一部ダイヤ乱れの影響。

【事故】22日:群馬県安中市でヘリコプター墜落
[被害]死者2人
22日11:00前、群馬県安中市の上信越道近くの山中にヘリコプターが墜落、乗員2人が死亡。救助活動などで上信越道は事故直後から5時間以上にわたって通行止めとなったほか、機体の撤去作業のため12月15日に再度通行止めとなった。

●12月
【事故】11日:岩手県宮古市のJR山田線で列車が土砂に乗り上げる、負傷者多数
[被害]負傷者10人以上
19:30頃、JR山田線・松草~平津戸駅間で普通列車が線路上に崩れた土砂に乗り上げ脱線、10人以上が負傷した。JR山田線は現在も上米内~川内駅間で運転を見合わせており、復旧作業は雪融けを待ってから行われる予定(JR山田線はこの他、東日本大震災の影響で、宮古~釜石駅間でも運転を見合わせている)。

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