2015
12.3018:30

2015年の災害を振り返る~国内~<その1:1月~6月>

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レスキューナウ 危機管理情報センターでは、広範囲に大きな影響を及ぼす災害や、多数の死傷者が発生した事故・事件の際などに、「被害状況サマリー」や「緊急情報」等で被害状況について随時情報配信を行っています。
2015年を締めくくるにあたり、今年発生した国内の災害について振り返ります。

※気象データや被害の内訳については、原則的にレスキューナウによる情報取りまとめ時のものです。それぞれの記事の最終更新日以降の状況については反映されていないことがあります。
※7月~12月については、12月31日に掲載予定です。

●1月
【大雪】1日~2日:正月寒波で交通機関に大きな影響
強い冬型の気圧配置で日本海側では大雪、太平洋側でも西日本や東海地方の平地で積雪となり、京都市では61年ぶりの積雪22cmを記録。鉄道はJR湖西線で列車が3時間以上にわたり駅間に停車、高速道路では名神や名阪国道などで立ち往生相次ぎ、Uターンの足に大きな乱れ。

【山岳遭難】12月27日~4日:年末年始の山で遭難相次ぐ
[被害]死者・不明5人、負傷者5人
年末年始を利用して山に入った登山者の遭難が全国各地で相次ぐ。富士山では下山中に滑落した男性がその後行方不明になるなど1人が死亡、1人が行方不明に。

●2月
【大雪】2日:北海道東部で暴風雪、集落孤立相次ぐ
発達した低気圧が千島付近で停滞し、北海道東部で暴風雪が長時間続く。根室管内の羅臼町では積雪が一時170cmを超える記録的な大雪となり、家から出られなくなったとの通報相次ぎ自衛隊に災害派遣要請。鉄道・航空など交通機関も終日運休・欠航に。

【地震】6日:徳島県南部でM5.0・最大震度5強の地震
10:25頃発生、徳島県牟岐町で震度5強、海陽町で震度5弱を観測。四国の交通機関に一部ダイヤ乱れも、地震による大きな被害の情報なし。

【事故】13日:倉敷市のJR山陽本線で踏切事故、負傷者多数
[被害]負傷者16人(うち重傷1人)
山陽本線・西阿知~新倉敷駅間の踏切で立往生していたトラックに列車が衝突、負傷者多数。トラックは過去にも動かなくなるトラブルが発生していたという。

【火災】16日:江戸川区の首都高速7号線で工事用の足場から出火、死傷者多数
[被害]死者2人、負傷者11人
首都高速7号小松川線で塗装工事用の足場から出火、作業員2人が死亡。復旧作業のため、同線は10日間にわたって一部区間で通行止になった。首都高速では2014年3月にも3号渋谷線で同様の火災が発生。

【津波】17日:三陸沖でM6.9・最大震度4の地震、津波注意報発表
08:06頃発生、青森県・岩手県・秋田県・宮城県の広い範囲で震度4を観測。岩手県の沿岸に津波注意報が発表され、久慈港で20cmの津波を観測。大きな被害の情報なし。

【地震】17日:岩手県沖でM5.7・青森県三八上北で最大震度5強の地震
13:46頃発生、青森県階上町で震度5強、岩手県普代村で震度5弱を観測。東北地方の鉄道に一部ダイヤ乱れ。

●3月
【事故】19日:東京都千代田区の帝国劇場で舞台セット倒れる
[被害]負傷者6人
帝国劇場で行われていた舞台「Endless SHOCK」の上演中に可動式LEDパネルが倒れ、出演者とスタッフが負傷。可動式LEDパネルの使用中止と床面・床下の補強工事を実施。

【事故】26日:島根県浜田市の浜田道でマイクロバスとトラックの衝突事故
[被害]死者2人、負傷者18人
16:30頃発生、浜田道でマイクロバスとトラックが正面衝突、バスの乗客を含む2人が死亡、負傷者多数。トラックの運転手がスマートフォンを見ていてハンドル操作を誤ったとみられる。

●4月
【事故】14日:広島空港に着陸したアシアナ機が滑走路逸脱、負傷者多数
[被害]負傷者25人
20:00過ぎ、ソウル(仁川)発のアシアナ機が広島空港への着陸に失敗、滑走路を逸脱して停止し20人以上が負傷。この際、計器着陸装置のアンテナを破損したため復旧するまでの間、視界不良による欠航が多発した。

●5月
【津波】3日:鳥島近海でM5.9の地震、伊豆諸島と小笠原諸島に津波注意報発表
01:51頃発生、国内で震度1以上の揺れは観測されなかったが、津波が観測されたことから気象庁は地震発生から約50分後に津波注意報を発表。八丈島で50cm、神津島で30cmの津波を観測。津波による大きな被害の情報なし。

【火山】6日:箱根山に火口周辺警報(火口周辺規制)発表
4月26日頃から身体に感じない火山性地震の回数が増え始め、5月5日には有感地震も観測。小規模な噴火発生のおそれありとして噴火警戒レベルが引き上げられた。
これに伴い、大涌谷周辺の立入が規制され、箱根ロープウェイも運休となった。

【地震】13日:宮城県沖でM6.8・最大震度5強の地震
06:12頃発生、岩手県花巻市で震度5強、東北地方の広い範囲で震度4~5弱の揺れ。東北地方の鉄道にダイヤ乱れなどの影響。

【突風】13日:熊本市中央区の中学校で突風、負傷者多数
[被害]負傷者22人
14:30過ぎ発生、中学校の校庭で、運動会の練習中に設営されていたテントが突風で飛ばされ、生徒20人以上が飛ばされたテントに当たり軽傷。突風発生当時、天気は快晴だったが風がやや強い状態だった。

【台風】12日~13日:台風6号が南西諸島に接近、西日本・東日本で大雨
[被害]負傷者6人(鹿児島県)、停電最大2万軒以上(神奈川県、千葉県、鹿児島県など)
台風6号は南西諸島に接近した後、四国沖で温帯低気圧に。鹿児島県徳之島で突風被害があったほか、台風や低気圧周辺の発達した雨雲のかかった南西諸島や西日本・東日本の太平洋側を中心に5月としては記録的な大雨に。

【地震】22日:奄美大島近海でM5.1・最大震度5弱の地震
22:28頃発生、鹿児島県奄美市で震度5弱を観測。地震による大きな被害の情報なし。

【地震】25日:埼玉県北部でM5.5の地震、茨城県で最大震度5弱
14:28頃発生、茨城県土浦市で震度5弱を観測。東北地方から近畿地方までの広い範囲で揺れを感じた。首都圏のJR・私鉄各線にダイヤ乱れなどの影響。

【火山】29日:鹿児島県・口永良部島で爆発的噴火、初の噴火警戒レベル5(避難) 全島民が島外避難
[被害]負傷者1人
09:59頃、口永良部島の新岳で火口上9000m以上に達する爆発的噴火が発生、火口から流れ下った火砕流が海岸まで達した。気象庁は現行の噴火警戒レベル導入後初のレベル5(避難)を発表、屋久島町は口永良部島全島民の島外避難を指示し、夕方までに屋久島への避難が完了した。
その後、口永良部島の火山活動が低下したことから、気象庁は噴火警戒レベル5を維持しながら避難対象地域を絞って噴火警報を切替発表、これを受けて屋久島町は12月25日に避難指示の範囲を狭め、多くの住民の帰島が可能となった。

【地震】30日:小笠原諸島西方沖でM8.1の巨大地震 最大震度5強、全都道府県で有感 首都圏で負傷者など
[被害]負傷者12人(東京都、埼玉県、神奈川県)、停電約600軒(東京都、埼玉県)
20:24頃発生、震度5強を東京都小笠原村と神奈川県二宮町で観測した。また、震源の深さが682kmと深く、震度3以上の揺れは東北から九州までの広い範囲で、震度1以上の身体に感じる揺れは全ての都道府県で観測した。
東京・神奈川・埼玉の各都県で転倒などによる負傷者、また首都圏ではビルのエレベーターが停止し閉じ込められたり足止めになる人が相次ぐ。また、新幹線と関東から東海地方にかけてのJR・私鉄各線に大幅なダイヤ乱れが発生、影響は終日続いた。

●6月
【地震】4日:北海道網走地方でM5.0・釧路地方中南部で最大震度5弱の地震
04:34頃発生、釧路市(阿寒湖温泉)で震度5弱を観測。地震による大きな被害の情報なし。

【大雨】11日~12日:梅雨前線活発化、九州で大雨による被害
[被害]負傷者1人(熊本県)、家屋損壊10軒(熊本県、長崎県など)、家屋浸水150軒以上(熊本県、長崎県)
活発な梅雨前線の影響で九州で大雨。所によって降り始めからの総雨量が500mm近くに達した。熊本県を中心に土砂崩れや家屋浸水などの被害相次ぐ。

【突風】15日:群馬県内で突風相次ぐ、負傷者も
[被害]負傷者2人、停電約3000軒
上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となった群馬県で突風が相次いで発生、車の横転で怪我人が出たりや屋根が飛ばされるなどの被害があった。

【火山】16日:浅間山でごく小規模な噴火
火山活動の活発化に伴い11日に噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引上げられていた浅間山でごく小規模な噴火。大きな被害の情報はなし。浅間山の噴火は2009年以来6年ぶり。

【火山】30日:箱根山でごく小規模な噴火、噴火警戒レベル3(入山規制)に引上げ
5月以降活発な火山活動が続いていた箱根山(大涌谷)で29日朝、初となる火山性微動を観測、新たな噴気孔の生成、翌30日に降灰が観測されたことから気象庁が噴火発生を発表。避難指示区域の拡大(後に警戒区域の設定)などの措置が取られた。
なお、火山活動はその後次第に低下し、11月20日にはレベル1に戻るも引き続き大涌谷周辺は火山性ガスの濃度が高く、立入規制は継続されている。

【事件】30日:東海道新幹線で男が焼身自殺、巻き添えで女性が死亡
[被害]死者2人、負傷者20人以上
11:30頃発生、新横浜~小田原駅間を走行中の東海道新幹線「のぞみ225号」車内で、男がガソリンをかぶって火を放ち自殺、巻き添えとなった乗客の女性も死亡。事故を受けて、JR各社では新幹線の防犯カメラの客室内を中心に増設、常時撮影するなどの対策を発表。

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