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  消火活動レポート(田無市消防団;市川)


田無市出火報
7/7 午前2時

 プレゼンの資料と眠い目をこすりながらにらめっこをしていたら、サイレンが鳴った。

 まじかよ、と思いながらも急いでさっき外したばかりのコンタクトを入れ、ズボンをはいて飛び出した。

 第3分団詰め所に着くと3人目だった。すでにポンプ車は車庫から出され、残りのメンバーを集めるためにけたたましくサイレンを鳴らしていた。急いで消防服を着ているとやがて5人が揃い出動。夜中なのでさえぎるものもなく、数分で現場に到着。

 すでに本署(東京消防庁の消防隊)が近くの水利から放水中。2名で現場本部へと情報収集に走る。2階建てアパートの奥の部屋が全焼しており天窓から煙が上がっている。周囲は花火のときのような焦げくさい臭いがひろがっている。ベランダに向かってハシゴがかけられ、隊員が内部に突入。また隣の部屋にも進入して延焼を確認中。上記の状況をポンプ車に伝え、我々の分団は現場待機となった。

 やがて鎮火が確認され、消防団には撤収命令が出た。しかし無線からは「女性1名」との報が入った。焼死である。とてもいやなものだ。あのにおい、あの焼け焦げた部屋の中で一人の女性が亡くなったと思うと。

 帰りのポンプ車に乗りながら、けが人もなく鎮火できた時とは警鐘の音も違って聞こえる。


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