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災害対策基本法は、言うまでもなく我が国の災害対策の最も基本となる法律です。平成七年六月に災害時の緊急通行の確保に関して改正がなされ、同年十二月には、防災体制全般を見直す抜本的な改正が行われました。さらにその後も、地方分権の推進を図る観点からの改正、中央省庁等改革に伴う改正などが行われました。
本書は、これらの災害対策基本法の改正等を踏まえて平成九年の改訂に引き続き、改訂を行ったものです。
今後、東海地震、東南海・南海地震、大都市圏直下の地震等、阪神・淡路大震災以上の大規模災害が発生するおそれが指摘され、また近年、ナホトカ号の重油流出事故、JCOの原子力事故、三宅島や有珠山における火山噴火、東海豪雨が発生するなど、自然災害、事故災害ともに、様々な形態の災害が発生しております。
さらに、平成十三年九月十一日のアメリカにおける同時多発テロ、近年の不審船事件、いわゆる武力攻撃事態対処法案の国会提出・審議などにより、国民の安全性・安心に対する関心はいやがうえにも高まっております。
こうした中で、災害対策基本法のしくみを熟知し、十分使いこなしていくことが防災関係者に求められていると思われます。今後、それぞれの地域において、災害の予防・応急対策に日頃から御尽力されている防災関係者の皆様に、本書が少しでもお役に立てることを願っております。
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