| vol.45■赤痢菌 |
 |
|
| |
| 過去の事例 |
 |
中国での修学旅行から帰国した岡山県の高校生2人から、赤痢菌が検出された。
同高校では先月末に生徒と教師ら145人が修学旅行で上海にいき、このうち100人が下痢や腹痛を訴えたため保健所が便など検査したもので、赤痢菌のほか、18人から食中毒の原因となるカンピロバクターが検出された。
保健所は、いずれも中国での食事が原因とみている。 |
| |
 |
| 赤痢菌とは? |
 |
熱帯、亜熱帯の衛生状態の悪い国で多くみられ、菌が毒素を産生し、O157等の腸管出血性大腸菌が産生する毒素と殆ど同じものです。
感染した人から人へ直接感染する場合が多く、その他食品や飲み物を食器等を口にした際に感染するケースがある他にハエによる汚染、又は患者がさわったトイレのドアの取手から感染する危険性すらあります。感染力の強い菌で、極めて少量の菌数でも感染が成立してしまう大変危険な細菌です。
|
| |
 |
【感染源・感染経路】 |
| |
最近、東南アジア方面への海外旅行者が赤痢に感染するケースが増えてます。
特にツアーや修学旅行などの団体旅行では、集団感染する可能性があります。場合によっては発症しない事もあり、この為、菌は持っているが発症しない健康保菌者が新たに感染源となる事もあるので注意が必要です。発展途上国などの上下水道の整っていない衛生状態の良くない国の食物、特にカットフルーツ、アイスクリーム、生野菜や飲料水、氷、生水はもちろん、水道水を飲むことによっても感染します。詳しい感染源については現在調査中ですが、様々な感染ルートが考えられています。 |
| |
 |
【感染時の症状】 |
| |
感染すると吐き気、嘔吐、腹痛、発熱(1、2日程度)などの症状により急激に発症する事が多く、真っ赤な血液の混じった粘血便、軟便などの血便を伴う激しい下痢による脱水症状や、「疫痢」と呼ばれる突然おこる高熱、脳症状、循環障害等を導くこともあります。 |
| |
 |
【予防法】 |
| |
少量の菌も口から入れない様に工夫することが大切です。人糞の衛生的処理、調理施設、手洗い施設、給水施設の衛生的管理、ハエによる汚染の防御などが重要です。
また感染者がいる場合、汚染されたトイレなどは完全に消毒を行う必要があります。
海外旅行の際に、生もの、生水、氷、アイスクリーム等の乳製品を極力避けるのはもちろんの事、不衛生な屋台での食事は控え、皿や、ナイフ、フォーク等の食器にまで気を配る必要があります。果物も皮をむいたらすぐに食べ、飲料水は沸騰したものや未開封のミネラルウォーターを飲みましょう。
更に重要な事は、食事の前やトイレの後、外から帰ったら必ず手をよく洗うことです。 たとえ一流のホテルでも安心は禁物です。
もし帰国した後に症状がでた人は空港検疫所、又は保健所・医療機関に相談してください。 |
| |
| 【関連コラム】 |
 |
 |
|
| |
|
|