2016
12.3020:15

2016年の災害を振り返る~国内~<1月~6月>

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レスキューナウ 危機管理情報センターでは、広範囲に大きな影響を及ぼす災害や、多数の死傷者が発生した事故・事件の際などに被害状況について随時情報配信を行っています。
2016年を締めくくるにあたり、今年発生した国内の災害について振り返ります。

※気象データや被害の内訳については、原則的にレスキューナウによる情報取りまとめ時のものです。それぞれの記事の最終更新日以降の状況については反映されていないことがあります。
※下半期(7月~12月)については、12月31日に掲載予定です。

●1月
【地震】11日:青森県三八上北地方でM4.6・最大震度5弱の地震
15:26頃発生、青森県南部町で震度5弱を観測。地震による大きな被害の情報なし。

【地震】14日:北海道浦河沖でM6.7・最大震度5弱の地震
[被害]負傷者2人(北海道)
12:25頃発生、北海道函館市・新冠町・浦河町・様似町、青森県東通村で震度5弱を観測。札幌市で転倒による負傷者、北海道・東北地方の鉄道に一部ダイヤ乱れ。

【事故】15日:長野県軽井沢町の碓氷バイパスでスキーバスが道路脇に転落、41人死傷
[被害]死者15人、負傷者26人
02:00頃発生、東京・原宿から長野県の斑尾高原に向かっていたバスが対向車線にはみ出し道路右側の斜面に転落。死者は15人にのぼり、ここ30年間では最悪のバス事故、死傷者の多くが大学生など10代~20代の若者だった。長距離バスの運転手への中間点呼の実施や貸切バスに対してドライブレコーダーの設置・記録などが義務付けとなった。

【大雪】18日:関東甲信地方を中心に大雪
[被害]負傷者200人以上、停電3万軒以上(東京電力、東北電力管内)
本州南岸を低気圧が発達しながら東進、関東甲信地方で大雪に。最深積雪は前橋で20cm、東京都心で6cmなど。転倒による負傷者が相次いだほか、首都圏の鉄道に大幅なダイヤ乱れ。乗車までに数時間を要する路線も多く発生、降雪時の事前の注意喚起強化に加え、11月には関東など本州太平洋側の都県で大雪警報・注意報の基準が変更、早い段階から発表されるように。

【大雪】18日~20日:強い冬型、北日本・日本海側を中心に大雪・暴風雪
[被害]死者2人、負傷者80人
発達した低気圧が北海道の東で停滞、強い寒気が流れ込み北日本や日本海側を中心に大雪や暴風雪による被害。瀬戸大橋線が強風により22時間にわたり運転見合わせ、京阪神や名古屋周辺など太平洋側でも降雪により交通機関に影響。

【事故】19日:福井県あわら市で観光バスが水田に転落・横転
[被害]負傷者28人
芦原温泉から大阪に向かっていた観光バスが道路脇の水田に転落、乗客乗員全員が負傷。当時は路面が凍結しており、バスはスリップしたものとみられる。

【大雪・寒波】24日~25日:非常に強い寒気南下、沖縄・奄美でも雪やみぞれ 西日本で水道管破裂により広範囲で断水
[被害]死者5人、負傷者200人以上、断水20万軒以上
西日本を中心に非常に強い寒気が南下。最深積雪は長崎17cm(史上1位)、鹿児島14cmなど。奄美大島で115年ぶりの降雪観測、沖縄県名護市ではみぞれが降り沖縄本島として史上初の「雪」観測。
この記録的な寒波により、九州・四国・中国地方を中心に西日本の広い範囲で水道管の破裂による大規模な断水や給水制限が相次ぐ。

●2月
【事故】6日:伊豆大島沖で高速船がクジラと衝突か、乗員負傷
[被害]負傷者2人
08:50頃発生、熱海発伊豆大島行きの高速ジェット船がクジラとみられる生物と衝突。ジェット船は自力航行不能となりタグボートで静岡県伊東港まで曳航された。乗客に負傷者はいなかった。

【事件】18日:千葉県佐倉市の教会で男が女性を人質に立てこもり
[被害]負傷者4人
20:30過ぎ発生、男が教会内で暴れ切りつけるなどした後、カウンセラーの女性を人質に立てこもる。翌朝05:00頃、警察が教会内に突入し男の身柄を確保。

【事故】23日:新千歳空港でJAL機から煙が出るトラブル、乗客4人けが
[被害]負傷者4人
15:00過ぎ発生、新千歳発福岡行きのJAL3512便が新千歳空港の誘導路上で機体から発煙、乗客乗員が緊急脱出。一部の乗客が脱出時に負傷したり気分が悪くなるなどして搬送される。航空ダイヤにも乱れ。

【事故】25日:JR大阪駅前で乗用車が暴走し歩道に乗り上げる、11人死傷
[被害]死者3人、負傷者8人
12:30過ぎ発生、大阪駅北側の交差点付近で乗用車が暴走、通行人を次々とはね2人が死亡。運転していた男性は事故直前に体調の異変を起こしており、この男性も死亡した。

●3月
【事故】17日:山陽道下り線八本松トンネル内で多重事故、60人以上死傷
[被害]死者2人、負傷者60人以上
07:25頃発生、広島県東広島市の八本松トンネル内で大型車など10台程度が関係する事故が発生、うち6台程度から火災も発生した。事故当時、先の区間で発生した事故に伴いトンネル付近は渋滞しており、この渋滞の車列に大型車が衝突し、以降次々と衝突が発生したとされる。通行止めの解除までには1日以上を要した。

【事故】26日:大阪府八尾市の八尾空港に小型機墜落、4人死亡
[被害]死者4人
16:30頃発生、八尾空港に着陸しようとした小型プロペラ機が誘導路上に前のめりになって墜落。機体は大破し、乗っていた4人全員が死亡した。

【事故】30日:神奈川県小田原市のレジャー施設で遊具倒れる、11人負傷
[被害]負傷者11人
14:15頃発生、神奈川県小田原市の「小田原こどもの森公園わんぱくらんど」内にあるエアー式の大型滑り台が、強風にあおられて倒れる。子どもなど11人負傷もいずれも軽傷。

●4月
【事故】6日:自衛隊機が鹿児島県鹿屋市の山中に墜落、6人死亡
[被害]死者6人
14:35頃発生、航空自衛隊入間基地所属の飛行点検機が鹿児島県の鹿屋基地を離陸後、消息不明に。その後、7日午後に基地の北約10kmの山中で機体の残骸を発見、8日までに乗っていた6人全員の死亡を確認。

【地震】14日~:「平成28年熊本地震」熊本県・大分県を中心に活発な地震活動続く、広い範囲で大きな被害
[被害]死者161人、負傷者2692人、家屋被害19万軒以上(内閣府、12月14日現在)
・一連の地震活動で最大震度7を観測した地震は以下の通り。
 14日21:26頃発生(M6.5):震度7(熊本県益城町)
 16日01:25頃発生(M7.3):震度7(熊本県益城町・西原村)
九州地方で初となる震度7を観測、同一地域を震源とする一連の地震活動で震度7を複数回観測したのも初。熊本平野直下の複数の断層帯の活動とされ、16日のM7.3の地震以降はこの断層帯の北東方向に位置する熊本県阿蘇地方から大分県西部にかけての地域や大分県中部(別府市、由布市周辺)でも震度6強~震度5弱の強い地震が相次ぐなど地震活動が活発化、震度1以上の地震回数は12月13日までに4000回を超えた。
震度7を観測した熊本県益城町・西原村をはじめ熊本地方の広い範囲で家屋倒壊多数、熊本県阿蘇地方から大分県にかけても南阿蘇村で大規模な土砂災害が発生するなど熊本・大分両県で大きな被害に。14日のM6.5の地震では九州新幹線で開業以来初となる脱線事故発生も、当該列車は回送中で負傷者なし。

【事故】22日:神戸市北区の新名神高速道路工事現場で橋桁落下、10人死傷
[被害]死者2人、負傷者8人
16:30頃発生、神戸市北区で建設中の新名神高速道路の工事現場で、クレーンで移動作業中の橋桁が落下し、作業員10人が死傷。崩落した橋桁は下を走る国道を塞ぐも当時、走行中の車両はなかった。

【地震】29日:大分県中部でM4.5・最大震度5強の地震
15:09頃発生、大分県由布市で震度5強を観測、熊本地震による余震活動の一つとされる。由布市のJR久大本線・由布院駅で駅舎の窓ガラスが割れるなどの被害も、他に大きな被害の情報なし。

●5月
【事故】3日:山口県下松市の山陽道で多重衝突事故、9人死傷
[被害]死者2人、負傷者7人
21:40頃発生、山陽道下り線で大型トラックや乗用車など7台が関係する多重衝突事故。山陽道は熊毛IC~徳山東IC間の下り線が6時間あまりにわたって通行止めとなった。

【事故】4日:福島県大熊町の常磐道でバスと乗用車の正面衝突事故、約40人死傷
[被害]死者2人、負傷者約40人
20:45頃発生、東京・池袋から福島県相馬市に向かっていた高速バスと乗用車が、常磐道の対面通行区間で正面衝突。乗用車に乗っていた母娘の2人が死亡した。 

【地震】16日:茨城県南部でM5.6の地震・小美玉市で震度5弱を観測
[被害]負傷者2人(茨城県、栃木県)
21:23頃発生、茨城県小美玉市で震度5弱を観測、東北南部から関東地方の広い範囲で震度4~3の揺れ。茨城県と栃木県で負傷者、都内ではエレベータの停止が相次いだほか、首都圏の鉄道にダイヤ乱れなどの影響。

【事故】27日:羽田空港で大韓航空機から出火 全員緊急脱出も複数の負傷者
[被害]負傷者10人以上
12:30過ぎ発生、羽田空港を離陸滑走中のソウル(金浦)行き大韓航空機のエンジン付近から出火。乗客乗員319人は緊急脱出も脱出の際の打撲や煙を吸うなどして10人以上が負傷。羽田空港は一時、全ての滑走路を閉鎖し、航空ダイヤに大幅な乱れ。

●6月
【事故】5日:山梨県富士吉田市でマイクロバスとワゴン車の事故、20人死傷
[被害]死者1人、負傷者19人
13:00過ぎ発生、山梨県富士吉田市の県道交差点で、マイクロバスとワゴン車が出会い頭に衝突。マイクロバスに乗っていた男性が車外に投げ出され死亡した。

【地震】12日:熊本県熊本地方でM4.3・最大震度5弱の地震
22:08頃発生、熊本県八代市で震度5弱を観測、熊本地震による余震活動の一つとされる。九州新幹線が点検作業のため、熊本~鹿児島中央駅間で地震発生直後から終日運転見合わせ。新たな人的・物的被害の発生なし。

【事故】15日:羽田空港でハワイアン航空機が離陸中止 C滑走路を一時閉鎖
00:00過ぎ発生、離陸直前のハワイアン航空458便で煙感知の表示が出たため離陸を中止。機体に異常はなく、負傷者なし。羽田空港ではC滑走路を一時閉鎖も、他の滑走路で使用し運航継続、航空ダイヤへの影響なし。

【地震】16日:内浦湾でM5.3・北海道函館市で最大震度6弱の地震

[被害]負傷者1人(北海道)
14:21頃発生、現在は函館市に編入合併されている旧・南茅部町で震度6弱を観測。この旧・南茅部町周辺で負傷者や家屋の一部損壊などの被害が集中。最大震度4をはじめとする余震活動も活発化した。

【大雨】19日~23日:梅雨前線活発化、西日本を中心に記録的大雨

[被害]死者・不明11人(熊本県など)、負傷者13人(広島県、熊本県など)、家屋損壊60軒以上、家屋浸水1000軒以上
活発化した梅雨前線の影響で西日本を中心に大雨に。熊本県では甲佐町で観測史上歴代4位となる1時間雨量150.0mmを観測、県内では土砂災害による集落孤立や家屋損壊、浸水被害相次ぐ。また、広島県では福山市で猪之子川の堤防決壊により住宅地の広い範囲が浸水、広島市安芸区のJR山陽本線では走行中の列車が崩れた土砂に乗り上げ脱線した。

【大雨】28日~30日:梅雨前線活発化、九州南部を中心に再び大雨に
[被害]死者1人(鹿児島県)、負傷者6人(長崎県、鹿児島県)
梅雨前線の活動が再び活発化、九州南部で72時間雨量500mm前後に達する大雨に。長崎市の住宅地で土砂崩れにより住民避難、鹿児島県でもがけ崩れや土石流の発生があった。

【事故】30日:岐阜県海津市で車が暴走、児童7人重軽傷
[被害]負傷者7人
07:30頃発生、岐阜県海津市の市道交差点で、小学校へ集団登校中の児童9人の列に乗用車が突っ込む。7人が救急搬送され、このうち少なくとも2人が重傷。

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