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■台風21号(ドリアン)、フィリピン・ベトナムなどで被害(2006/12/08更新)


台風21号(ドリアン)により、フィリピンを中心に多数の被害が出ている模様です。被害状況は以下の通りです。(10月8日8:00現在、レスキューナウまとめ)

【発生事象】
11月26日15時(以下すべて日本時間)、フィリピンの東で発生した台風21号(ドリアン)は、その後急速に発達しながら西に進み、30日から1日にかけフィリピン・ルソン島南部を縦断、マヨン火山の山麓に泥流被害をもたらす。その後勢力を弱めながら南シナ海を西進、ベトナム沿岸を掠めつつ被害をもたらした後、5日夜に熱帯低気圧に変わった。

  • フィリピンは今年、9月末の台風15号(シャンセン)で200人以上が死傷するなど、相次ぐ台風の襲来で多大な被害が出ている。また、1875年にも大雨による泥流で1500人が犠牲になっている。
  • フィリピン火山地震研究所によると、マヨン山周辺の1日の降雨量466mmであったという。この大雨が斜面を伝い川に流れ込み、大規模な泥流を引き起こしたのでないかとみている。

  • ベトナムに接近した台風は今年だけで9個、5月の台風1号(チャンチー)や10月の台風15号(シャンセン)などでそれぞれ数十名の死者が出ている。

【人的被害】
死者:フィリピンで543人 ベトナムで68人
行方不明者:フィリピンで740人 ベトナムで31人

12月7日
・ベトナム政府によると、67人が死亡、31人が行方不明になっている。倒壊家屋は21万2000棟以上、沈没した漁船は808隻。

12月6日
・比国家災害対策本部によると、543人が死亡、740人が行方不明になっている。被災者は160万人以上に。
・タイ気象庁は、台風から変わった熱帯低気圧がタイ南部に接近するとして大雨被害に注意を呼び掛けた。
12月4日
・比国家災害対策本部によると、425人が死亡、599人が行方不明になっている。被災者は100万人以上。
12月3日
・比赤十字当局者によると、406人が死亡、398人が行方不明になっている。
12月1日
・比政府は死者198人、行方不明者260人と発表した。犠牲者の数はさらに増えるとみられる。
・比赤十字は死者数を388人としている。
11月30日
・フィリピン・マヨン火山周辺で泥流が発生、少なくとも80人が死亡、多数が不明。 比赤十字社によると400人死亡との情報も。マヨン火山は今年7月に噴火しており、溶岩流が大雨で泥流となり、ふもとに流れ込んだものと見られる。
・フィリピン・ルソン島南部のレガスピで土石流が発生、約20人が死亡。

【物的被害】

・比国家災害対策本部によると、アルバイ州を中心に約8700世帯4万4000人が、約250カ所に避難している。
・フィリピンでは、強風による送電線切断で、アルバイなど4州の広範囲で大規模な停電が続ている、復旧のめどはたっていない。
・比・アルバイ州知事によると、マヨン山南東部に8町村が家屋の崩壊などの被害を受け、5000世帯25000人以上が避難しているという。
・フィリピンの現地の空港は、停電の影響で閉鎖されている。
・比地元ラジオによると、泥流により多くの家屋が倒壊した。一部の家屋では屋根の高さまで泥流が達していると伝えている。

・ベトナムでは強風や高波で被害が発生している。

【フィリピン政府の対応】
アロヨ大統領は3日、「国家災害宣言」を発令しビ、10億ペソ(約23億2000万円)の緊急拠出を決定した。

【日本政府の対応】
1日、日本政府はフィリピン政府に対し、2000万円相当のテントや毛布など緊急援助物資を援助することを決定した。(外務省)

【日本国内のNGO・NPOの支援活動】
・日本赤十字が12月3日、看護師2名、管理職員1名を現地派遣。1週間程度被災地での活動を予定。
 http://www.jrc.or.jp/info/1108.html
・AMDA(アムダ:NGO法人国際医療ボランティア組織)がスタッフを現地派遣、12月3日から活動中。日本・インドネシア・フィリピンから13人が参加している。
 http://www.amda.or.jp/

 

 
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