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西ナイルウイルス 全米に拡大の恐れ
米国で今年夏から秋にかけて西ナイルウイルスが猛威を振い、現在確認されているだけで241人が死亡している。また、12月28日付けのワシントンポスト紙によると、同国内の野生生物200種以上が感染していることが分かった。
米疾病対策センター(CDC)は、感染を防ぐ方法が、西ナイルウイルスの媒介となる蚊に刺されないよう気をつける以外になく、初期の症状が風邪に似ているため、早めに診察を受けることを勧めているという。
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身近な危機管理Vol.6 鳥から蚊、そしてヒトへ感染 「ウエストナイルウイルスとは?」
 
ウエストナイルQ&A抜粋(CDC)

Who's at Risk for West Nile Virus
http://www.cdc.gov/ncidod/dvbid/westnile/q&a.htm
■■ウエストナイルの危険が高い人■■
Q.ウエストナイルの危険が高い人は?
A.ウイルスの活動が報告されている地域の全ての住人はウエストナイルに感染する危険があります。特に50歳以上の人は重症化する危険があります。また、免疫機能が低下した人もウエストナイルの危険が高いことが知られています。
■■ウエストナイルの症状■■
Q. ウエストナイル脳炎の症状は?
A.ほとんどの場合、症状は穏やかです。発熱、頭痛、身体痛、体幹の発疹やリンパ節腫脹が出現することもあります。重症化すると、頭痛、高熱、頚部硬直、感覚障害、見当識障害、昏睡、振戦、痙攣、筋力低 下、麻痺、そして、まれに死亡します。
Q.潜伏期間(ウエストナイルに感染して脳炎を発症するまでの期間)は?
A.通常3日から15日
Q.症状はどのくらい続きますか?
A.軽い場合の症状は数日です。重症化すると症状は数週間続き、神経症状は改善しないかもしれません。
Q. もしも、私が鳥や蚊からウエストナイルウイルスが検出された地域に住んでいて、私が蚊に刺された場合、私は発病するのでしょうか?
A.いいえ。ウイルスが検出された地域に住んでいても、ウイルスに感染している蚊は非常に少ない。もし、ウイルスに感染した蚊に刺されたとしても、重い症状が出現する確率は1%未満である。あなたが一匹の蚊に刺されても重篤な症状が出ることは非常に稀である。
Q.ウエストナイルにより重篤な症状が出現した場合の死亡率は?
A. ウエストナイルによる重篤な症状の死亡率は3%〜15%で、特に高齢者で高い。ウエストナイルに感染しても重篤な症状が出現する確率は1%未満である。
■■ウエストナイルウイルスの予防 Updated■■
Q.ウエストナイルに感染する危険を減らすにはどうするべきか?
A.以下に取るべき予防法を示します。
●露出している皮膚に虫除け剤を塗って下さい。
虫除け剤に含有されているDEETの量が多いほど効果が長く持続します。しかし、DEETの濃度が高いほど効果が高いとは言えません。効果の持続時間が長くなるだけです。DEET濃度が50%を超えると効果の持続時間はほぼ同じになります。あなたが屋外で活動する時間に適した製品を選択してください。
(訳注;アメリカ小児科学会は2歳から12歳の子供にはDEET濃度が10%未満の製品を使うように勧告しています。)
・虫除け剤は目や口に刺激を与えやすいので、子供の手(hands)には塗らないこと。
・殺虫剤や虫除け剤を使用する際にはメーカーの使用上の注意を読んで従うこと。
・虫除け剤に関する詳細な情報はthe Insect Repellent Use and Safety questions(下記アドレス)を参照してください。
http://www.cdc.gov/ncidod/dvbid/westnile/q&a.htm#repellent
●permethrin またはDEETを含む虫除け剤を衣服にスプレーしてください。なぜなら蚊は衣服を通して刺すからです。 permethrinを含む虫除け剤は露出した皮膚に“直接塗らない”で下さい。衣服に虫除け剤をスプレーすれば、DEETを含む虫除け剤を衣服の下の皮膚に塗る必要はありません。
●可能ならば外出する際には長袖シャツと長ズボンを着用してください。
●赤ちゃんを連れて外出する際にはベビーカーを蚊除けネットで覆って下さい。
●夜明け、夕暮れ、そして夕方は最も蚊に刺されやすい時間ですので外出を控えましょう。
●蚊が屋内に侵入しないよう網戸を設置または修理しましょう。
●あなたの周囲で蚊が繁殖しないように水溜りを排除しましょう。花瓶、鉢、詰まった排水溝、プールのカバー、古タイヤ、バケツ、たる、缶、その他水が溜まって蚊が産卵する可能性のある物は水を抜きましょう。

注意:「超音波装置」やビタミンBでは蚊刺されを“防げません”。

続報
(1/4)
厚生労働省は、全国都道府県や警察に西ナイルウィルスの感染源となるカラスの死亡数を調査してウィルスの上陸地点を早期発見するよう協力を求めている事が分かった。同省は西ナイルウィルスが日本へ上陸するのは時間の問題とみている。
 
(12/30)
米国内の野生生物など、200種以上が感染している事がわかった。生態系や希少動物への悪影響も懸念されおり、すでに全米約100ヶ所の動物園でも、フラミンゴやペンギンなどの飼育動物が感染しているという。
 
(10/20)
厚生労働省は、都内7箇所で死んだカラスが西ナイルウィルスに感染していないか調査を始めた。また、先月に引き続き、空港などの蚊を調査し、日本への感染ルートの警戒を強化している。
 
(10/19)
18日、厚生労働省は、西ナイル熱を感染症法に基づく感染症に指定することに決定した。
 
(10/12)
11日、米疾病管理予防センターは西ナイルウイルスの感染による死者が160人、感染者は36州で計2946人になったと発表した。
最も被害が大きいのはイリノイ州で死者41人、感染者は661人にのぼるという。
 
(10/5)
3日、米疾病管理予防センターは西ナイルウイルスによる死者が過去24時間に11人も増え、今年初め以来136人に達したと発表した。
死者の増加と並行して、感染者数も急増し、過去24時間以内に101人の新たな患者が見つかった。過去1カ月では1958人が感染し、今年初め以来の感染者総数は2631人となった。
 
(10/3)
3日、厚生労働省は西ナイルウィルスの日本上陸防止対策を検討する為、関係省庁を集め緊急連絡会議を開催すると発表した。
 
(9/28)
27日、米疾病対策センター(CDC)は、西ナイルウイルスに感染したミシガン州に住む40代の女性の母乳から、西ナイルウイルスを発見したと発表した。
この女性はすでに回復しており、母乳を与えられた赤ちゃんも今のところ問題はない模様。
衛生当局は感染の危険性について詳しく調査を始めた。
CDCによると、27日現在、患者は2339人、死者は116人の上るとのこと。
 
(9/26)
25日、米国の西ナイルウィルスによる今年度の被害がさらに増え、感染者2121人、死亡者104人に達したことが分かった。
死者はこの1週間で24人、患者は500人近く増えており、輸血もウイルスの流行を助長している可能性が高いとみられている。これに伴い、米食品医薬品局(FDA)では、来年夏までに輸血血液の大規模な検査体制を整える意向があることを示した。
 
(9/25)
24日、米国の西ナイルウィルスによる今年度の被害が感染者2072人、死亡者98人に達したことが分かった。
厚生労働省は、米国などから到着する航空機内の蚊の採取や空港近辺の蚊を調べるなど、日本への感染経路の警戒を強化している。
 
(9/23)
今年に入ってから米国内での西ナイルウイスルの発症者は1745人、うち84人が死亡している。これをうけ、日本政府は23日から厚生労働省の職員を米国に派遣し、情報収集に当たる事を決めた。
 
(9/21)
19日、米疾病対策センター(CDC)は西ナイルウイルスが輸血によって感染する可能性を調べた結果、7件の症例のうち少なくとも1件は、輸血で感染した可能性が非常に高いと発表した。
 
(9/18)
17日、米で多発する西ナイルウィルス感染者の死亡者が新たに7人確認されたことが分かった。
死亡が新たに確認されたのは、ミシガン州とイリノイ州で各2人、アラバマ、ペンシルベニア、テキサス各州で1人ずつの計7人である。これにより今年に入って同ウィルスの原因による死亡者は計71人となった。
またイリノイ州の死亡者は計18人と、全米で最大の犠牲者数となっている。
これまでの総感染者数は全米32州で1540人に達した。
 
(9/15)
14日、米疾病対策センター(CDC)は、西ナイルウィルス感染による死亡者が新たに10人確認されたことを発表した。これにより今年の感染死亡者は計64人となった。
 
(9/14)
13日、米疾病対策センター(CDC)は輸血や臓器移植によって西ナイル熱に感染する恐れがあるとして、感染経路の特定に急いでいる。輸血で感染した疑いがあるのは5人で、全員が西ナイル熱と診断される前に輸血を受けおり、 5人のうち1人は脳死後に臓器提供、移植を受けた4人が西ナイル熱に感染し、うち1人が死亡した。
12日までの西ナイルウィルス感染者は米国では約1300人、54人の死亡が確認されている。
(9/10)
米ロサンゼルスは西ナイルウィルス感染者とみられる患者を2人確認した。
6日、ロス市内に住む女性を検査した結果、西ナイルウィルスに感染した疑いが強いことが判明された。
2人目はテキサス州に住む成人男性で、同州で感染した可能性が高いと指摘されている。
(9/5)
米ジョージア州の女性から臓器移植を受けた4人のうち3人が西ナイルウィルスに感染し1人が死亡した。臓器提供者の血液から西ナイルウィルスが発見されたことから臓器移植による感染の可能性が強いとみて調査している。米疾病対策センター(CDC)によると、臓器提供者の女性は交通事故にあい、大量の輸血を受けて西ナイルウィルスに感染した疑いが持たれているという。
西ナイル熱は、蚊を媒介にした感染経路しか確認されておらず、臓器移植や輸血などは適切な検査法が開発されていないため無警戒だったという。
(9/5)
米国で西ナイルウイルスによる死者が新たに6人(イリノイ州で2人・テネシー州で3人・ニューヨーク州で1人)増え、全米での死者数は37人にのぼった。またニューヨーク市では3人が西ナイルウイルスに感染し、入院しており、同市の保険局は蚊に注意するよう警告しているという。
(9/3)
31日、ジョージア州とフロリダ州で8月初めに交通事故で死亡した女性から臓器移植をした4人が西ナイルウイルスに感染した可能性がある事がわかった。うち、1人が死亡している。
西ナイルウイルスは、蚊などを媒介として感染するが、臓器移植による感染はいまのところ確認されていない。 また、米疾病予防センター(CDC)によると、現在のところ26州とワシントン特別区で計555人の感染者が確認されており、うち28人が死亡している。
(8/31)
30日、オンタリオ州保健当局が実施した検査の結果、カナダ人3人が西ナイル熱に感染した可能性があることが分かった。感染の可能性がある2人はトロント近郊のミシソーガの住民で、1人は重症で入院中だが、もう1人は既に治療を受け退院した。残り1人の詳細は明らかにされていない。
カナダで西ナイル熱が発見されたのはこれが初めてである。
(8/30)
28日、全米で被害が拡大している西ナイルウィルス熱による死亡者は24人、感染者は480にまで達した。
今年に入り被害が拡大し、1年間の被害としては過去最悪となった。
(8/28)
27日、米疾病予防センター(CDC)はこれまでの西ナイルウイルスの犠牲者が21人、感染者数が全米で計453人に拡大したと発表した。1年間の被害としては最悪となっている。
(8/27)
26日、米疾病予防センター(CDC)は、西ナイルウイルスが原因の死者は20人に達し、感染者は米20州とコロンビア特別区で計425人にのぼると発表した。現在、感染が報告されていないのは、オレゴン、アイダホ、カリフォルニアなど西部の9州のみだという。
(8/26)
米国の20州で370人が感染したことが確認され、死者は16人にまで達した。
(8/21)
21日現在、米疾病対策センター(CDC)によると、 新たにテキサス州で1人が死亡した。このウイルスによる死者は計12名、感染者は12の州で、253名となっている。
(8/21)
アメリカワイオミング州東部ゴーシェン郡で、脳炎で死亡した馬1頭から、コロラド州ウェルド郡で馬2頭とカラスから、プエブロ郡で馬1頭から西ナイルウイルス検出された。
CDCはこれらが西ナイルウイルスだと正式に確認していないという。
(8/19)
アメリカミシシッピ州では西ナイルウイルスの感染者48人、死者2人となっており、同州は非常事態を宣言した。今回の感染は東海岸から中西部へと一気に被害が拡大したことが特徴で、感染した渡り鳥が移動してウイルスが広がった模様。さらに北米西海岸やカリブ海沿岸地域へと拡大する恐れがあるという。
(8/19)
アメリカの北西部・ワイオミング州ララミーで、初めて西ナイルウイルスが検出された。脳炎で死亡した馬やカラスの死がいから検出されているが、米疾病対策センター(CDC)は、まだこれらが西ナイルウイルスだとは正式に確認していないという。
(8/18)
アメリカ南部や東部で西ナイルウイルスの感染が広がり続け、15日から16日にかけて感染者は更に91人増えた。
これまでの感染者は251人、このうち死者が11人にのぼった。
(8/17)
16日、アメリカ・ルイジアナ州で78歳の男性と、イリノイ州で67歳の男性が西ナイルウイルスに感染し死亡した。全米の犠牲者はこれで計11人となった。
イリノイ州などの北部州で死者が確認されたのは今年初めてで、米国では最悪規模の被害に広まる可能性があるという懸念が強まっている。
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