山形県庄内町のJR羽越本線で特急列車脱線

(30日00:00現在、レスキューナウまとめ)

【発生事象】
発生時間: 25日19:14頃
山形県庄内町のJR東日本羽越本線・北余目―砂越駅間で、特急「いなほ14号」秋田発(定刻16:34)新潟行き(6両編成)が走行中、全車両が脱線、うち3両が進行方向左手となる東側に転覆した。
現場は最上川に架かる鉄橋の南端から約300mの地点。先頭1両は線路脇の小屋に衝突し車体がくの字に折れ曲がった状態となった。

現時点で脱線の詳しい原因は不明だが、運転士や乗客の話によると、鉄橋上で車体が突風にあおられたものとみられる。事故当時、庄内地方には暴風雪警報が発令されており、鉄橋上の風速計では風速20m以上の強風が観測されていた。
JR東日本によると、現場付近では風速25m以上で徐行運転、同30m以上で運転停止との運行規制を定めているが、事故当時は通常運行だったという。
列車は雪の影響で、酒田駅(定刻18:00)を約1時間遅れの19:08に出発していた。

政府は25日夜、首相官邸の危機管理センターに官邸連絡室を設置した。
国土交通省は事故対策本部を設置、同省航空・鉄道事故調査委員会は、26日に現地に鉄道事故調査官を派遣した。

【人的被害】
死者:乗客5人(男性2人、女性3人)
負傷者:32人(乗客30人・運転士1人・車内販売員1人 うち入院24人)

山形県総合防災課・山形県警などによると、負傷者は庄内余目病院、山形県立日本海病院、酒田市立酒田病院に搬送された。
列車には乗客乗員45人が乗車していたことが確認されているが、転覆大破した車両が発券状況が不明確な自由席車両であること、行方不明者情報が寄せられたこともあり、29日現在も車両・付近で捜索活動を継続している。

【物的被害】
住宅:被害の情報なし
非住家:線路脇の小屋1棟に転覆車両が衝突、大破
火災:被害の情報なし

【交通系被害】
鉄道:29日現在、羽越本線は事故の影響で、鶴岡―酒田駅間の上下線で運転見合わせ。同区間バス代行輸送実施。
特急「いなほ号」は、鶴岡―酒田駅間で区間運休。同区間バス代行輸送。
その他同区間を通過する寝台特急列車などが全区間運休。