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目が回るような、大騒ぎと食事作りに振り回されて、島の中で何が起きているのか、知ることができないまま数日過ぎた。
石原都知事が来たのに、遠目に見ることもできなかった。残念。せっかく、同じ土の上にいるのに、なんで、テレビでしか見られないんでしょ。
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三宅小学校での石原知事
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あ、石原都知事の足元にいる人、知ってる。いいなぁ。触っちゃえばいいのに。
テレビでさえ、断片的にしか見られなかった。なんだか、だんだん疲れてきた。 あれほど島中にあふれていたマスコミの人達も、避難解除になったら、さーっと消えてしまった。
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住民に語りかける石原知事
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だけど。なぜか家に来てくれている、テレビ局の人達は、増殖し続けているのです。ありがたい。もう超ラッキー。 ラッキーなんだけど・・・「いつまでも、なにやってんの?」 「なんか、すごく疲れてない?」「いい加減、本業の方にしろよ。」ヘロヘロしている私に、島のみんなの、暖かい声援。
そう。ダイバーは、食事の時間が決まっていて、みんな一緒に海に出発して、一緒に帰ってくる。1泊2日で5食出しても、時間がそろっているから、楽。その楽チンになれているから、今回のように、時間が全くもって未定なのは、こたえる・・・。
しかも、もっとも水を必要とする時間に、毎度のようにはいる、「断水するぞ!」の、村内無線。
これには、ほんとうに腹立たしい。原因をちゃんと教えてもらえれば、納得できる場合もあろうに、何の前触れもなく、何の説明もなく、である。
このゲリラ断水に振り回されるのは、お客さんのシャワー浴び、米とぎや野菜の洗浄、そして夕飯の片づけ。夕飯は、可能な限り、紙皿にした。
無駄だと思うが、仕方ない。
「断水するぞ!」の無線放送が入るたび、蜂の巣をつついたような大騒ぎをする。
とにかく、食事は途中で、目の前の物を口に詰め込んでもらって、シャワーを浴びてもらう。
シャワー室に追い立てるのである。そしてすかさず、釜を洗う。
釜を先に洗わないと、米が研げないのである。
「米研ぎ」って言ったって、翌朝、昼の分で、5升ぐらいは当たり前。
5升って、50合よ。
考えてみたら、1合のカップで、50回以上米を注いでるのか・・・。今まで気づかなかったけれど、不毛だな。
だが、テレビ局の人達は、想像を絶する過酷さだ。
不幸なことに、災害被害者が出てしまった神津島に、漁船で行ったり来たりしているのである。
東京に帰る予定の人が、その日、FAXで送られてきたモノには「神津行き」になっていたり、「神津から来る」と注釈が付いた名前もある。
マスコミ、といえば、華やかで、あこがれの職業なのだと思うが、こんな無茶に、働かされているのが実体なのか・・・。
肉体労働度120%に見える。
というわけで、7月3日(月)に上京することに決定。
ありがたいお客様達を、振り切っての暴挙。
だけど、夏本番に向けて、いろいろ買い物をしておかないと、まずいんです。
この先、いつ上京できるかわからないんです。ゆるしてね。
3日、東海汽船に乗って・・・乗った途端、眠りこけてしまった。
東海汽船は、いつものこの時期とは、比べものにならないほど空いていたけれど、想像していたよりは、人が乗っていた。
マスコミ関係の人が多いせいか?とも思ったが、けっこう観光客もいたりする。
目が覚めたら、もう19時近く。それでも、まだ眠れてしまいそう。
楽しみにしていた、自動販売機コーナーは、目当てのものがみんな売り切れで、がっかり。
真夏の東京、何年ぶりだろう。東京に来られるのは、たいてい緑の葉っぱの少ない時期なので、景色に少しだけ違和感がある。
買い物は、少し控えた方がいいのかなぁ・・・。
とりあえず、予約はみんな消えてしまったんだ。
そのことを忘れてはいけない。それでも・・・まだこの先、9月から12月がある。
東京での仕入れを控えると、12月まで帰れずに困ったり、仕入れを多くすると、台風が連発できたりして、残ったり。
その日夜遅くのテレビニュースで、小渕首相が、何か大変らしいことを知った。
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