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目が覚めると、今日のお昼ご飯があった。
車にいるのを知って、届けてくれた人がいた。
鳥の炊き込みご飯に、大きな梅干し。
家から持ってきた、残りご飯にわかめを混ぜたものより美味しかった。
しばらくすると、先日、鉢植えを持ってきてくれた人から電話が入った。
「お風呂に入りにおいで。」
まるで、天からの声のようだった。
何日も、お風呂には入れないだろうから、水着を持ってきていた。
阿古のキャンプ場かどこかの水のシャワーで、髪と身体を洗おうと思っていたから。
ただ、三宅の夏は、どうも、積極的に真水を浴びたくなるほど、暑くはない。
ましてや、曇り気味のこの陽気では・・・。
甘えてしまっていいのだろうか、と思いつつ、お邪魔した。
風呂道具として持ってきたのは、とにかく汚れが良く落ちるシャンプーと石鹸。
これで、これでもか、というほど念入りに洗いまくった。
よかった、これで1日、寿命が延びた、と思った。
夜になり、時折まとまった雨が降るようになった。
体育館には、テレビがあったので、ニュースの時間に行って見るようにした。体育館には、いくつかテレビが置かれていたが、ニュースを真剣に見ている中で、「私ゃ野球を見るんだよ。」と言って、強引にチャンネルを変えようとする、大バカ者もいる。
お盆の土曜日で、ニュース番組は少ない。時間も短い。
ニュースが終わってしまった後、夕飯のお弁当と水のペットボトルを受け取り、車に戻った。
夕飯にもらったお弁当は、ツチヤの、のり弁、避難所バージョンだった。
たっぷりの島のり、おかずもちゃんとのっている。
のりの香りが押し寄せる、本当に美味しい。
それにしても、今回の避難数は、とてつもなく多いはずなのに、これほど手間のかかるメニューにするとは、恐れ入ってしまった。
少なからずお弁当を作ってきた身としては、わかる。
ご飯の上に、しょうゆの味付けをして、のりをのせるのは、意外に面倒なのだ。ましてや、バラバラ散らばる島ノリ。
私だったら、絶対にやらない。
ご飯だけでなく、おかずも作るのだったら、パーティーションのある弁当箱に、白いご飯を詰めて、おかずを入れた方が簡単。
ご飯の上には、梅干しとごま塩でもかけておけば、手間なく豪華に見える。
ましてや、のり弁の場合、ご飯に熱がある内に、ふたを閉めてしまうと、ふたに溜まった蒸気がかえって、ご飯ものりもベチャベチャになってしまう。
手間だけではなく、1個あたりにかかる時間も、多くなる。
感謝しながら食べるものの、おいしさに、あっという間に食べてしまった。
動いてないし、お昼も食べていて、そんなに飢えているわけではないのに。
21時前に、もう一度ニュースを見に行って、歯を磨いて就寝準備。
夜になったら、猫たちは、キャリィの外に、少しだけ出るようになった。
夜の内の雨で、どれほど泥流が出るのだろうか。
昼間の内の雨では、なにも起きなかったということなので、どうなるのか、余計に不安だ。
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