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平和な時間が長くなればなるほど、「次の噴火は」とか、「あそこに泥流がでる。」といった話を聞けるようになる。
こうなってくると、村民全員が、噴火予知連&占い師だ。
私も負けじと、いろいろ考えてみるが、どうも、山の上の方がどうなっているのか知らないし、わからないことを考えるのは苦手らしい。
次に、大規模な泥流がでるという沢は、川田沢といって、信組の前あたりに出るという。
そうなると家は、信組より向こうに行けない、利八屋さんまでも、たどり着けないわけだ。
ということは、泥流が出そうなとき、雨が降り始める前に家を出て、泥流が出てしまったら、泥流が取り除かれて、道が通れるようにならないと帰ってこられない。
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「車が通ると舞い上がる灰」
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次の雨の前に避難。避難期間は長くなる。
家には、2匹猫がいる。完全室内飼いだ。
避難期間が、どれほどになるかわからなければ、一緒に避難するしかない。えさ、水よりも、トイレの問題があるからだ。
猫の避難準備を整える。ワンボックスの荷物置き場を、猫のスペースにしよう。
トイレは取りあえずひとつ。トイレ砂と缶詰、ドライフード、水入れ用の洗面器、トイレのスコップ、ゴミ捨て用のビニール袋を多めに。
それから、品質保証が数年前に切れた、水の缶1ケース。
気晴らし用に、マタタビ。ブラシ。掃除用のほうき。
荷物置き場には、ゴムのシートを敷き、ラグマットを1枚。
避難指示がかかったら、猫はそれぞれキャリーケースに入れて、車に積む。
問題は、車内の室温だ。
そのため、後部座席側に冷房がよく効く車を選んだ。
車の猫仕様が終わった、快晴の、翌日8時半。
坪田、神着地区に避難指示が出た。泥流ではなく、噴火だった。
(16-2へ続く)
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