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三宅島教育委員会御中
2001.2.8
(株)レスキューナウ・ドット・ネット
代表取締役 市川 啓一
ご多忙の所失礼失礼したします。
弊社では、三宅島災害のサポートのためテレホンカードの募集をホームページ上より行い、とりまとめを行っております。現在まで約13,000枚のテレホンカードを、賛同者の方からご送付頂きました。
弊社としては、今回のテレホンカードの募集・とりまとめは、正規の支援である無料電話が設置されるまでの暫定対応と考えおこなってきましたが、NTT東日本殿(以下NTTとします)より、特別設置公衆電話(無料)が設置されていたことを知り、いくつかの点を明確にしたく質問状をご送付いたします。
以下にテレホンカードを募集した経緯を記しましたので、ご一読いただき、貴教育委員会の見解をお聞かせ下さい。
 
1)テレホンカード募集までの経緯
インターネットに三宅島の状況を発信している"島魂メンバー"の通信費確保を目的として募集を開始しました。
その後、秋川に就学する生徒達が有料の公衆電話を使って、両親や外部との連絡を取っているとの三宅島MLへの投稿を元に、秋川の生徒達への支援にも利用することにしました。
生徒達の為にテレホンカードの募集をするかどうかの議論の際には、NTTが災害緊急電話を設置するべきとの意見も出ましたが、緊急時であり、実際に生徒達は有料の公衆電話を使って外部との連絡を取っていることから、正式な公的支援であるNTTによる特別設置公衆電話(無料)が引かれるまでのつなぎとして募集を開始しました。
テレホンカード募集は弊社ホームページ上で告知を行い、支援者の方々が各自ばらばらで、秋川へテレホンカードを送られた場合とりまとめが大変だろうとの配慮から弊社宛に送付してもらうこととしました。
いくつかのマスコミを通じこの支援活動の輪は広がり、多くの支援者から弊社宛にテレホンカードが寄せられました。
同時に新聞紙上やTVで秋川の生徒達の様子(家に電話をかける児童の姿等)が取り上げられ、テレホンカード募集の話と合わさり、直接秋川高校にテレホンカードを送られる方も増えていったようです。

(参考:三宅島ML内でかわされたテレカ支援の経緯)

8/29 <有珠山NET冨田さん>  
三宅島ネット"島魂"の通信費のためにテレカを集めようと提唱。
  <rescuenow.net市川>

島魂通信費としてテレカとりまとめをレスキューナウで行うことを決定。
  <rescuenow.net田口>
レスキューナウ・ドット・ネットホームページにてテレカ募集を発表。
8/30

<円満さん>
秋川高校の子供たちにテレカ提供の必要性ありと発言。

  <浅川さん>
NTTが秋川に災害緊急電話を設置すべきではと発言。
8/31 <円満さん>
再び秋川にテレカの必要性を提唱。
  <山下さん>
現地レポートとして秋川テレカの必要性を確認。
9/1 <rescuenow.net市川>
現段階ではテレカは島魂通信費のため。
秋川向けとするには計画を修正必要なので現地詳細確認を山下さんに要請。
9/3 <三毛子さん>
テレビにて、秋川の子がテレカを欲しがっているとの放送。
  <村松さん>
レスナウあてに早急に秋川テレカの実現を要請。
  <浅川さん>
(伊永さんからの公衆電話無料化の制度で対応すべきとの意見に対して)
制度はまだ動いていない。だから今はテレカ。制度が動いたらその時また考えれば良い。
9/4 <山下さん>
秋川の実情。秋川学校対策本部や村教育委員会ではテレカ配分の事務処理対応できないので、直接各校あてに送ってほしい。
  <rescuenow.net田口>
三宅小学校の中村先生(島魂メンバー)と調整中。
9/7 第一弾を発送(600枚)
9/8 <山下さん>
現地報告。生徒にテレカ配布されているとの確認。
 
2)貴教育委員会への質問
2月6日付けの朝日新聞に ”無料の特別設置公衆電話(無料)の使用をやめ、2月分から村が料金を支払う。また児童らには「教育上の観点から、従来通り寄付されたテレホンカードを使い有料公衆電話からかけさせる」という。 ”との記事が掲載されましたが、これは事実に相違ないでしょうか?
上記経緯を読んで頂けばご理解いただけるかと存じますが、テレホンカードの支援はあくまで、NTTによる無料の特別設置公衆電話が設置されるまでの措置として行われたものです。こちらをご理解頂いた現在でも、生徒達は無料の特別設置公衆電話でなく、テレホンカードを使った有料公衆電話での通話を行うべきだとお考えになりますでしょうか?
NTT側の説明によりますと、”9月12日の段階で貴教育委員会にNTTが、災害用無料電話を本来の目的とおり、避難している児童・生徒に使用させるよう申し向けたが、学校側は、「教育上の措置」ということで、これを断わっているとのことです。”とあります。貴教育委員会が、特別設置公衆電話を無料と知ったのはいつのことでしょうか?

3)弊社の見解及びお願い

弊社としては、現在も秋川高校に生徒が生活しており、各家庭と離ればなれに暮らしている状態であるため、テレホンカードの募集は引き続き継続して行って参ります。
これは何度も申しますとおり、正規の無料電話が避難民である生徒達に解放されるまでの暫定措置です。
通常運用が行われることを期待しております。
無料で使用できる災害緊急電話ではなく、有料電話をテレホンカードで利用する措置をとっている現在の正式な見解を、今後の募集に際して貴教育委員会より頂きたく思います。
ご多忙のところお手数をおかけし申し訳ございませんが、迅速な回答をよろしくお願いいたします。

以上

 
三宅島教育委員会よりの返答
2月9日付けで三宅島教育委員会教育長 浅沼和男様よりご返答を頂きました。
こちらに掲載しております。

 

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