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02/03/21 (木) 23:42 更新
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 なぜ事故は起こったか − JR新大久保駅事故
 
1月26日に発生したJR山手線新大久保駅の事故はどのようにして起きたのか。徐々に状況が判明するにつれて、この事故が避けようのない条件が揃って起こっていたことがわかった。
 
 
1. 線路の左右とも壁面 のような形で、とっさの際の逃げ場のなかったこと

鉄道のホームは、黄色い(白い)線の下辺りが空間になっている。もともと退避用にある空間ではないが、転落してもその空間に転がり込めば、直接電車にあたることはない。しかし事故のあったJR新大久保駅のホームの場合、空間にはなっておらず、壁面 となっていて入り込むことができない構造になっていた。
 一方、ホームとは反対側は、事故現場は道路(大久保通り)の上に立体交差する形のいわば「鉄橋」で、橋のガードが壁のように立ちはだかっており、こちら側も逃げられない状態だった。
 なお、線路上からホームまでの高さは、1m10cmだったが、助走を付けるならともかく、瞬時にジャンプしてよじ登れる高さではないのではないか。
 
 
ホーム下 事故現場 橋状の駅ホーム
 
 
2. 列車は80m手前まで迫っていて、 70km/h近いスピードがでていた

 現場はホームの先端から28m程の地点で、電車はブレーキがほとんどかかっていない状態の70km/h近いスピードがでていた。また、ホームに飛び降りた時点で列車は80m手前まで差し掛かっていた。しかも運転士が異変に気づいたのが現場から40m手前だという。
 70km/hだとすると、電車は1秒間に19.4m進むので、およそ2秒で現場に到達する計算になる。仮に非常ブレーキをかけても、2秒では手前で停止はできないし、仮に飛び降りた時点の80m手前で気づいてブレーキをかけていても、到達時間は
単純にその2倍の4秒となり、この場合も手前での停止は不可能だ。
  参考までに、非常ブレーキをかけて止まるまでの時間は、天候や乗車率、何両編成なのかにもよるが、降雨なし、11両編成、乗車率は100%として、一般 に13〜14秒程度ではないかと推定される。
 
 ホームに入ってくる山手線の電車
 
 実はこの新大久保駅事故後も、泥酔してホーム下に転落した乗客や、貧血でホームから転落した乗客を救出しようと、とっさの判断で救出におりる人が後を立たない。
 もしも、目の前で誰かがホーム下に転落したら。そんな時はどうすればよいのだろうか。
 
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