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身近な危機管理
アメリカのロードアイランド大学でウイルスについて研究をされている竹田さんに日々の危機管理についてコラムを書いていただいています。

■2001.10.16 Vol.10
「警察の初動について」
Vol.9 「生物毒に対する初動の取り組み」続編)

アメリカのロードアイランド大学でウイルスについて研究をされている竹田さんに日々の危機管理についてコラムを書いていただいています。
 

調べてみましたが、CDC(米国疾病対策予防センター)からリリースされている話もほとんど同じです。
CDCでは脱いだ服をプラスチックバッグ(ビニール袋)にいれて、シールド(密閉)しなさい。としています。
日本では大きなゴミ袋などに入れて、ガムテープなどで止めるという感じになりますね。

CDCでは地元の警察に電話せよとしています。
日本でも同様でよいと思います。問題は日本の警察の初動体制です。
おそらく専門の人間の到着を待ってしまうのではないか?と思っています。

1.

警察はもしこのような通報を受けた場合、マスク手袋防護めがねを用意して、直ちに現地に向かい、現場の安全を確保するために現場出入りする人間を制限してください。
2. 警察は現場の安全を確保するために、被害者にあたる人たちのパニックを沈めるため、できるだけ会話をして、相手を落ち着かせてください。その際に、どのような状況になっているのかを聞き出し、生物毒専門の関係者が到着するのを待ってください。
3. どんな事があっても、防護していない警察官が中に入って、部屋を捜索したり、清掃しようとしてはいけません。これは勇気とはいいません。
4. 警察官は被害者を一箇所に集め、できるだけ動かないように勤めてください。
5. 交通整理を行い、建物から一定距離にいかなる関係車両以外や関係者以外が入り込むのを防いでください。また一定範囲内にいる人間の身元をすべて確認してください。
6. 情報は警察庁、警視庁からリリースするものを除いて、現地での情報のリリースは混乱を引き起こすので行わないようにしてください。
7. 被害者への写真撮影を許可すると、その後差別や、不利益になる恐れがあるので、認めるべきではありません。また被害者の身元公開も必要が無いならば行わないようにしてください。
8. 現地に入った、関わったすべての人は病院で必ず処置を受けてください。
9. 病院名の公開を行うと、テロの標的にされる恐れがあります。病院名のマスコミへのリリースは不要に行わないでください。
10. 病院のセキュリティーレベルを上げ、関係者以外の立ち入りを禁止してください。
11. 訪問者すべての身元確認を行ってください。


警察、救急は初動体制を立てなくてはいけないですよね。

 

竹田 努(Rhode Island 媒介性疾病センター アルボウイルス研究主任)
平成7年 北海道大学大学院地球環境科学研究科生態環境学専攻博士課程(博士学位取得)
平成10年 Center for Vector-borne Disease,University of Rhode Island 博士研究員
平成12年 同 アルボウイルス研究主任
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