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身近な危機管理
私たちの身の回りには無数の危機があります。危機に直面した時、被害を回避したり最小限にくい止めるためには、日頃の適切な備えが必要です。このコーナーでは、そんなひとりひとりの危機管理を考えていきます。

■道端からの提案 2001.12.13 Vol.21
「ノーウォーク様ウイルス」

アメリカのロードアイランド大学でウイルスについて研究をされている竹田さんに日々の危機管理についてコラムを書いていただいています。
 
ノーウォーク様ウイルスが10月大阪の保育園で、さらに先月末には福岡で患者を出しています。
症状は「下痢」「嘔吐」が主になります。ウイルス確認は患者の便を試料にしてRT−PCRを行います。
このウイルスは現時点では細胞培養によるウイルス増殖に成功していないために、PCRを用いた方法に頼らざる得ません。
このウイルスは、食品の汚染による可能性よりも、感染者の吐しゃ物に触れる事によって広がる恐れがあります。
インフルエンザなどの感染で嘔吐などの症状が一部で起こった場合などに、並行して広がる恐れがあります。
充分な手洗いと吐しゃ物などへの適切な処理によって感染は防ぐ事ができますので、学校、病院など人が集まりやすい職場や場所では対応が必要です。

10月あたりから冬季は流行するウイルスですので、充分に注意してください。
石鹸などによる手洗いで感染は防げると思われますので、関係者は極力「手洗い敢行」をアピールしてください。

現時点で西日本は全体的に衛生状態では不安な情報が続いています。
洗面所などに殺菌性のハンドソープなどの設置がきちんとされているか再確認してください。
 
竹田 努(Rhode Island 媒介性疾病センター アルボウイルス研究主任)
平成7年 北海道大学大学院地球環境科学研究科生態環境学専攻博士課程(博士学位取得)
平成10年 Center for Vector-borne Disease,University of Rhode Island 博士研究員
平成12年 同 アルボウイルス研究主任
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