救助開始。
「5階、4階の逃げ遅れ各1名、屋内階段が使えない。はしごを架梯 (かてい)して救助にあたる! 始め!」
浅沼隊長の一声で、隊員はそれぞれの持ち場へと散っていった。浅川隊員は先陣を切って、延焼している4階へと登っていった。
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浅川隊員は20キロはある空気呼吸器のボンベを背負い、上階進入のための単はしごも担ぎ、火元目指して3連はしごを登っていった。
「よし!」 掛け声にも自信がうかがえた。 |
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「4階に逃げ遅れ発見!」
浅川隊員はホイッスルを吹き、大声で浅沼隊長や各隊員に伝えた。
「了解!」
応える浅沼隊長。発見を伝えた時にマスクの下から垣間見えた、浅川隊員の懸命な表情が印象的だった。 |

5階にも意識のない逃げ遅れを発見。
後に続いた小泉副隊長とともに5階からの救出準備をする。ロープを地上に向かって斜めに張り、要救助者を吊り下げて救出するのだ。
無事1名を救出。救急隊へと引きつがれた。4階の要救助者も、同じ方法で救出され、救急隊に引き継がれた。
よどみない救出シーンに、我々取材チームも目を見張った。 |