約5割の施設が生食用食肉の衛生基準を守らず-厚労省緊急調査 11.06.16 07:30
厚生労働省は14日、富山県等で発生した腸管出血性大腸菌による食中毒事件を受けて、都道府県等に対し要請した生食用食肉を取り扱う施設への緊急調査の結果を公表した。調査は5月7~31日にかけて、生食用食肉を取り扱っている飲食店、食肉処理業者、食肉販売業者の計19856施設を対象に行われた。
調査によると、業種別では飲食店で7622施設(51.8%)、食肉処理業者で236施設(35.0%)、食肉販売業者で1593施設(35.6%)が衛生基準通知を守っていなく、項目別では、自主検査が実施されていない施設が8036施設(85.0%)、器具の洗浄消毒に83℃以上の温湯が用いられていない施設が4851施設(51.3%)、トリミングが適正に行われていない施設が3106施設(32.9%)となった。また、生食用食肉を取り扱っている14708施設のうち、生食用加工を行った施設等を掲示している施設は9145施設(62.2%)、業者間取引において生食用の加工を行っているか否か の文書による確認を行っている施設は10243 施設(69.6%)であった。
同省は調査結果を受けて、衛生基準通知に適合しなかった生食用食肉の取扱いを中止するよう指導した施設については、引き続き監視指導を行い、新たに提供を開始する施設を含む生食用食肉を取り扱う施設については、夏期一斉取締り等で衛生基準通知が徹底されるよう重ねて指導し、生食用食肉を提供する飲食店においては、店内、メニュー等に掲示を指導するとともに、業者間取引において生食用の加工を行っているか否かの文書による確認を行うよう指導するよう都道府県等に要請した。
また、消費者に対しては、生食用食肉の衛生基準に適合した食肉であっても、子どもや高齢者、抵抗力の弱い方々が生の肉を食べないよう政府広報等を通じて周知していくこととしている。
◆生食用食肉を取り扱う施設に対する緊急監視の結果について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001fje8.html
◆生肉の食中毒予防情報を発表-厚生労働省
http://www.rescuenow.net/2011/05/post-1576.html
















