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2010 年5月号(2)噴火で航空網大混乱、滞留者支援に「おもてなしの心」を。
4月14日、アイスランド南部にあるエイヤフィヤトラヨークトル火山が噴火、火山灰が北欧諸国に広がり空港が閉鎖されるなど約1週間にわたって航空網に大混乱をもたらした。日本を発着する欧州便も欠航となり、国内3つの国際空港で外国人観光客などが帰国できずに数日間足止めされた。観光客はどんな思いで帰国の途についたのだろうか。
観光を満喫して楽しい思い出とともに帰国するはずだった・・・。だが、思いがけない欠航で空港内にとどまることになり、それが天災が原因だとしても不快な思いをさせたことだろう。
今回のようなアクシデントに見舞われたとき、不快な思いをしたまま帰国するか、日本に来てよかったと思ってもらえるかは支援内容が左右すると言っても過言ではない。
◇成田空港内での支援
成田空港では、16日夜から滞留者が目立ち始め、翌17日はピークとなる235人が空港内で夜を明かした。
成田空港会社では当初、寝袋や飲料水、クラッカーなどを提供していたが、噴火の影響が長期化することが予想された19日、社内に「お客様対応室」を設置支援を強化。2つのターミナルビル内に専用のサポートカウンターを設置、無料シャワーのクーポン券の配布、有料待合室の無償提供、英字新聞の配布やインターネットパソコンを配置するなど情報提供を行った。
千葉県や日本赤十字社では健康相談として看護師などを派遣した。
◇観光ツアー「おもてなしの心」を感じた
一方、地元の成田市では、成田の観光名所の一つ「成田山新勝寺」の無料見学ツアーを開催した。参道の老舗旅館が炊き出しのおにぎりを振舞うなど、観光客にとってよいリフレッシュにもなり、日本の思い出がまた一つ増えたことだろう。
空港のロビーでただ運航の再開を待っているだけでは退屈してしまう。日本に来た楽しい思い出も滞留が長期化すればするほど嫌な思い出に代わってしまう。
そういった中で、このような支援は観光地をPRする絶好のチャンスでもあるが、日本での楽しい思い出をたくさん持ち帰って欲しい、「また日本に行きたい」そう思ってもらえるような観光地としての「おもてなしの心」が感じられた支援であった。
支援は相手の立場に立ってどれだけ親身になってできるかが重要となる。初動対応の遅れなども指摘されているが、長期滞留者への対応は今回初めてことであり支援のあり方は今後検討を重ね次に備えて欲しい。ただそこには、観光立国日本として「おもてなしの心」を忘れてはいけない。
※写真はイメージです。本文とは直接関係ありません。
















