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2010年4月号(1)「うわさ」で起きた事故?!

10.04.21  この記事をGoogle Bookmarksに登録する この記事をYahoo!ブックマークに登録する この記事を含むlivedoorクリップ この記事をイザ!ブックマークに登録する この記事をニフティクリップに登録する この記事をdel.icio.usに登録する この記事を含むはてなブックマーク


◆注目トピックス:「うわさ」で起きた事故?!

先月26日夕方、東京・原宿の竹下通りで「芸能人がいる」という“うわさ”が広まり若者が殺到、転倒するなどして少女4人が病院に運ばれた。いずれも軽症だったが、実際には芸能人はいなくてうわさはデマだったようだ。

編集委員のkenn_okasakaがこの事故についてコラムを書いて欲しいと言うので、(それは結構むちゃ振りだと思いながら…)この群集事故について考えてみた。

◇情報技術が生み出した事故?

この事故の注目すべき点は、芸能人がいるといううわさが携帯電話を使ったメールやツイッターなどで一気に広まり、うわさを聞きつけた人が殺到して事故が起きたことだ。

短時間のうちにどれだけの人がネットツールから情報を入手して集まってきたかわからないが、口伝えでうわさが広まった以前に比べ、情報技術が進歩した今、うわさが不特定多数の人に瞬時に広まる環境が整っている。

今回のようにうわさが短時間に広まったことで起きた事故は、情報技術が生み出した新しい形態の事故と言えるのではないだろうか。今後もこのような事故が起こる危険性はあるだろう。

◇群集は「凶器」に

さて、事故に遭わないためにはどうしたらいいだろうか。

事故の一報を聞いたとき、うわさだけでこんなにも人が殺到するものだろうかと驚いたが、現場の近くにいて好きな芸能人がいるという話を聞けば、“やじ馬根性”で見に行きたくなる気持ちも理解できる。

若者はどんな情報もうのみにしてしまうことを問題視する意見もあるが、群集のもつ危険も知るべきだろう。

今回の事故は幸いけが人だけで済んだが、人が殺到する中で場合によって死亡事故につながる可能性もあるのだ。専門家の話では「群集は凶器にもなるし生贄にもなる」と言われているそうだ。
過去の群集事故を調べてみると、花火大会やコンサートなどの人が多く集まるイベントで事故が発生している。近年では2001年、兵庫県明石市の花火大会の会場に通じる歩道橋で「群集なだれ」が起こり、死者11人重軽傷者247人を出す事故となった。

イベントなど人が多く集まる場所では、事故防止のために警備員を配置して雑踏警備にあたっているが、突如人が殺到する状況では人の動きを統制する警備員がいないので事故につながる危険が余計に高いのだ。

そのような場面に遭遇したら、やじ馬根性を捨てて「集団の中に入らないこと」「集団に巻き込まれないこと」が一番だろう・・・。

wrote by eiji

[参考]
損保協会予防時報208号(2002年)「明石花火大会における群集雪崩」(PDF)
https://www.sonpo.or.jp/archive/publish/bousai/jiho/pdf/no_208/yj20808.pdf

※画像はイメージです。本文とは直接関係ありません。

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