冨田きよむが見る - 「バンコク情勢」(5) 赤服がいないところは普通のバンコク 10.04.16 14:02
冨田氏がバンコクから帰国した。今回の騒乱周辺地域の様子をレポートする。 ここでしっかりはっきり書いておく。赤服が占拠している地域以外はまったく平常で、いつものバンコクがそこにあった。
バンコクの一般市民は、騒乱を非常に迷惑に感じている。
「電車は止まるし、道路は渋滞するし、観光客は減るし、いいことないですよ」とは、宿泊した宿の親父。
つまり一般市民は冷めているのだ。
赤服のいない地域にある「ロータス」という海外資本のスーパーもまったく平常に営業しているし、客足もかわらない。
ただ、現時点でバンコクに観光で行ってもつまらないはず。
多くの日本人が繰り出す百貨店のあるショッピングエリアが赤服に占拠されているからだ。
さらに、人気の寺院観光も、赤服が市内中心部2ヶ所の交差点を占拠しているので、市内随所で渋滞が発生していて移動にどえらい時間がかかる。
占拠地域(立ち入り制限区域)に入らなければ普段のバンコクと同じで取り立てて危険ではないが、今は平常時の観光は楽しめないと考えた方がいいだろう。
タイは東南アジアでは比較的政情が安定しているように見える国だった。
多くの海外企業の支店があり、ブランドショップも立ち並ぶ。
交通網も充実している。
けれど、その中心部分で今回のような騒乱があると一気に機能麻痺に陥る危険性もある。
数週間店舗を閉めざるを得なかった百貨店の被害金額は一体どのくらいになるのか、お気の毒としかいいようがない。
一刻も早い事態の収拾を願わずにはいられない。
wrote by Kiyomu Tomita.
[リンク] 冨田きよむ氏による取材写真 「Bangkok riot on May 10, 11,2010」
















