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大橋ジャンクション防災訓練レポート-「消防好き」の視点で(その2) 10.03.14 16:24


大橋ジャンクション防災訓練レポート-「消防好き」の視点で(その2) 3月10日に行われた、大橋ジャンクションの防災訓練を、同行したikkyuくん(レスキューナウ危機管理情報センター:RIC24のオペレータ)の目線でさらに詳しく。

・現場指揮本部長は『目黒警防副署隊長』

今回の訓練は大橋ジャンクションの管轄である目黒消防署指揮隊が現場指揮本部を設置し、全体の統括指揮に当たりました。さらに応援指揮隊として駆けつけた渋谷指揮隊の大隊長が、車両内に閉じ込められた複数の要救助者の救助活動の前線指揮を担い、
100310-14_IMG_0687.JPG 世田谷指揮隊は事故で発生した多数の負傷者をトリアージし、負傷者数や詳細な状況を把握する救急指揮を担当していました。

訓練と同規模の事故が発生した場合も、同じような指揮体制になるのではないかと思いましたが、今回の訓練は目黒消防署の『警防副署隊長』が現場指揮本部長を執られていました。警防副署隊長は消防署の警防課の課長さんで、各消防署に副署隊長というポジションは総務・警防・予防と3人いて、実質的な副署長の位に当たります。
100310-15_IMG_0729.JPG 通常時、初動の現場指揮本部長は指揮隊車に常時同乗している『大隊長』が執り、災害規模が大きくなるにつれ、指揮者が『副署隊長』そして『署隊長(署長)』へと上位の階級者に指揮権が変わります。

東京消防庁ではエリアごとに方面として分割し方面本部を設置して、目黒区は第三方面本部に属しています。この規模の事故が発生した場合は、第三方面管内の多数の消防部隊が出場することになり、現場指揮は『署隊長』が執ることになるのではないかと思いますが、もしかすると、方面本部長である『方面隊長』が現場指揮本部長になるかもしれません。

100310-16_IMG_0578.JPG ・消防車の進入口は『246』にあり

消防にとって高速道路上での救助活動は、一般道とは違って現場に到着するまでにかなりの障害があるように思います。一般道は回り道などのルートを選んで現場へ直近することができますが、高速道路では料金所から進入して現場へ近づくしかありません。まして事故発生から時間が経過していれば、後続車両の渋滞に阻まれて現場到着が遅れています。
基本は料金所から『順行』で進入し事故現場に向かいますが、通行止の措置がとられていれば『逆行』での進入も考えられます。その際にも警察や高速会社の先導がなければ、消防部隊だけでの逆行による進入はできません。

山手トンネルは地下トンネルの高速道路で、大橋ジャンクションもトンネル型の特殊なジャンクションなので、事故発生時は消防部隊が現場到着までにいくつかの障害があるなと感じました。

訓練前に大橋ジャンクションの周りを歩いていると、何ヶ所かに進入口らしきゲートがあるのに気づき、国道246号側の大きなゲートから訓練に参加する消防車両が入っていきました。このゲートは首都高3号線から地下の山手トンネルへ向かう道路につながっていて、他のゲートも山手トンネルから地上の首都高3号線へ向かう道路につながっているのではないかと推測しました。

このゲートは事故発生時に消防車や首都高速会社などの緊急車両の進入を考えて作られた進入口なのではないかと考え、こういった万が一の対策も考慮して大橋ジャンクションは作られているのかと思いました。

wrote by ikkyu

[写真]
1枚目 指揮本部
2枚目 渋谷応援指揮隊、現場到着
3枚目 救助活動の局面指揮と執る渋谷大隊長の後姿
4枚目 世田谷指揮隊車が進入口から入るところ
大橋ジャンクション防災訓練レポート-「消防好き」の視点で(その1)
大橋ジャンクション防災訓練レポート-「消防好き」の視点で(その3)

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