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2009年12月号(2)飲酒者も「災害時要援護者?」
飲酒して酔いが回り頭もフラフラ、体もフラフラ状態の中で火災が起きた。そのとき、はたして自力で安全に避難することができるのか。そんなことを疑問に思い、居酒屋火災の危険性を考えた。
22日、午前9時10分ごろ、東京都杉並区高円寺の雑居ビルの居酒屋で出火、客と従業員4人が死亡、12人が負傷する火災が起きた。
非常口前に段ボールや座布団が置かれるなど消防法上の問題点が浮かび上がっている。しかし、同じ場所で飲食を共にしていた人のほとんどが避難することができ、2人だけが逃げ遅れ犠牲になった。
なぜ逃げ遅れたのか――。
その要因に飲酒が関係しているのではないかと思う。なぜなら、酔うと判断力、運動能力が低下する。それと酔うと眠くなる人も多いと思うが、この火災の生存者で「酔って寝ている客もいた」という証言もあり、寝ていて火災に気づくのが遅れた可能性もある。
とっさの判断が生死を分ける
火災!そのとき、どうすればいいかとっさに頭に浮かび、この状況ではこうすればいいと判断し、行動に移すことが命を守るうえで極めて重要になる。
しかし、飲酒によって判断力が低下している中で、どうしたらいいか考えているうちに逃げる時機を逸してしまう。さらに、判断ができても運動能力が低下したフラフラ状態では、身を低くして煙を吸わずに、あるいは息を止めて避難することができるかは疑問で、自力で行動できないこともあるだろう。
そういう人たちに対して、周囲の人たちが一緒に避難するなどの手助けが必要になってくる。つまり、飲酒者は「災害時要援護者」(災害時に自力では行動できないなど、他の人のサポートが必要な人)と捉えてもいいのではないか。
居酒屋は「災害時要援護者(?)」がたくさんいるということを念頭に、防火対策を考えていかなければいけないのではないかと思った。
※写真はイメージです、本文と直接関係はありません。
















