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2009年12月号(1)就寝中の火災、寝ている人をどう起こす?
〔11日〕名古屋市内で住宅全焼、住警器鳴動して火災に気づくも住民3人死亡
就寝中に火災発生!!
さて、あなたは寝ている人をどうやって起こす?
ふと、そんなことを考えさせる火災が起きた。
11日午前5時45分ごろ、名古屋市内の住宅から出火、木造2階建て住宅が全焼。家族全員が就寝中の早朝に、住宅用火災警報器が鳴動した。
しかし、真っ先に火災に気づいた妻を含む3人が犠牲となった。
なぜ?どうして?
住宅用火災警報器(略称、住警器)は、火災の煙や熱を感知して、警報音などで私たちに火災が起きたことを知らせてくれる。消防法が改正され、すべての住宅に住警器の設置が義務化された。
この火災では、2階に夫と妻、長女の3人が、1階で父が就寝していた。最も激しく燃えていたのが1階の父の寝室で、ここが火元とみられる。
死亡したのは、父と妻、長女の3人で、父は台所、妻と長女は長女の部屋で発見された。
唯一の生存者である夫は、火災警報器の警報音に気づいた妻に起こされ、1階に下り、消火器で消火しようとしたが手に負える状態ではなかったようだ。一方、妻は火災を知らせに長女の部屋に行ったが、なかなか起きなかったため、一緒に逃げ遅れた可能性が高いと推察される・・・。
これらの状況から言えることは、警報器が鳴動した時点では避難できたということ。
火災は、消火できない限り刻一刻と延焼拡大していくので、火災を発見してから避難までの時間を1秒でも早くすることが、命を守るポイントになる。
ここで問題になるのは、就寝している人への"起こし方"ではないか。普段でも寝ている人を起こすのは至難の業。火災など緊急時の、特に1秒を争う中で、すぐ目覚めさせて行動させるためには、どうやって起こしたらいいのかと考えさせられる。
(財)市民防災研究所の創設者である旗野次郎さんは、そういうときは「ほっぺを思い切り叩く」と指導していた。
私も考えてみたが、一瞬で起こすには、それが最善の方法か。他にいいアイデアがあったら教えて欲しい。
暴力はいけないが、命を守るための"愛のムチ"とも言うべきで、いざというときは、躊躇せずに起こすことが大切だ。
住警器を設置することはもちろん大事だが、警報音が鳴動してからどう避難するかということを一度イメージしてみて欲しい。
※写真はイメージです、本文と直接関係はありません。












