安全・防災コラム

身近にいる毒グモ 09.09.25 10:32


「セアカゴケグモにご注意!!」

 2008年9月10日、福岡市「みなと100年公園」において、特定外来生物セアカゴケグモが2匹発見されました。その後、福岡市の周辺調査及び駆除によって、同年9月16日までに、周辺7箇所で新たに700匹以上が発見されたということです。
 真っ黒な体の真ん中に、真っ赤な模様をつけたセアカコケグモは体長1cm程の毒グモです。オーストラリアやニュージーランドなどに分布する種類で、日本にいるものはオーストラリアから運ばれてきたものと推測されています。

 1995年に大阪府で日本で初めて発見されて以来、毎年その存在が確認されていますが、基本的にはおとなしい性格で攻撃性はなく、脅かされると死んだふりをして動かなくなります。毒素については未だ不明な点が多いですが、ハチの毒素に似た神経毒とされ麻痺や痙攣を起こします。以前、オーストラリアでは死亡例もありますが、現在では血清ができているので、そういった例はありません。

●セアカゴケグモを発見した場合
 セアカゴケグモは繁殖率が高く、25℃以上が最適活動温度ということもあり、暑い時期は危険です。生息はいたるところで可能で、コンクリートの建造物から自動販売機の裏と広い範囲にわたります。メスは数100個の卵を産むので「1匹だけだから」と安心はできません。過去の例で、1匹のセアカゴケグモが車に付着し別の場所に運ばれてされに繁殖し、活動範囲が広がってしまったというものがあります。発見したらすぐにお近くの役所の保健部に連絡して駆除してもらいましょう。

●かまれてしまった場合
 セアカゴケグモに噛まれると痛みと多量の発汗を伴います。血清のある病院にすぐに行き、血清を打ってもらいましょう。

●屋外で作業をする場合は手袋を
 セアカゴケグモの牙は長さ0.7mm程と短く、手袋をしていれば噛まれません。生息場所にたまたま腰を下ろしたりすると噛まれることがありますが、衣服の上からなら牙は届きません。

【関連リンク】
セアカゴケグモについて(大阪府)
Personal Health Center セアカゴケグモ等対策専門家会議報告書骨子/1996年(Personal Health Center)

※このコラムは、2000~2003年頃の「rescuenow.net」に掲載された記事中のデータ等を2009年9月現在のものに更新して再掲載したものです。

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