世界ジオパークに洞爺湖・有珠山、糸魚川、島原半島の3地域が国内初指定(08/23) 09.08.24 12:00
23日、中国で開催されていた世界ジオパークネットワーク事務局会議において、洞爺湖・有珠山(北海道)、糸魚川(新潟県)、島原半島(長崎県)の3地域が世界ジオパークに指定された。世界ジオパークへの日本国内からの指定は初めてとなる。
ジオパークは、火山、地震断層、特徴ある地形など地球科学に関する自然遺産を含むもので、世界ジオパークは、ユネスコの支援により2004年に設立された世界ジオパークネットワークによって地域選定が行われている。
主な選定の基準としては、地球の歴史を反映した地形・地質がある地域に明瞭に、かつ多数含まれており、それら地質遺産が適切に保護されていることとなっている。ジオパークでは、こうした地質遺産を単に保護するだけではなく、地球科学のみならず、防災や環境問題の側からも積極的に教育・普及活動のために活用することが求められている。
今回指定された3地域は、「洞爺湖・有珠山」は数十年おきに噴火を繰り返し、噴火被害の実相を伝えると共に火山との共生に取り組み続けてきたこと、「糸魚川」は日本の地質構造を二分するフォッサ・マグナ(糸魚川・静岡構造線)に接し、日本列島の形成史を伝える地質遺産が多く見られること、「島原半島」は1990年以降の雲仙岳の火山活動による火砕流被害を積極的に保護・公開してきたことがそれぞれ評価されている。
なお、世界では現在、19カ国63ケ所が世界ジオパークとして指定されており、日本国内では今回指定された3地域以外にも、アポイ岳(北海道)、南アルプス(中央構造線)(長野県)、山陰海岸(京都府・兵庫県・鳥取県)、室戸(高知県)が「日本ジオパーク」として今後の世界ジオパークへの指定を目指した活動を行っている。
◆日本ジオパーク委員会
http://www.gsj.jp/jgc/indexJ.html
◆日本ジオパーク連絡協議会(今後の世界指定を目指す地域の紹介)
http://www.geopark.jp/












