災害軽減のための監視・観測強化対象火山を選定~火山噴火予知連絡会 09.02.25 18:01
2月18日に開かれた火山噴火予知連絡会において、火山活動評価検討会から災害軽減のために監視を強化すべき火山の選定について報告があり、中長期的な噴火等の火山活動の発生の可能性を考慮し、観測・監視体制を充実すべきものとして47の火山・火山群が選定された。
現在全国の火山では、気象庁が観測を強化している火山、大学等の研究機関で重点的に観測を行っている火山がそれぞれ存在しているため、火山観測体制等に関する検討会は観測データを相互に共有し、観測体制の強化・充実を図るべきとしている。
監視・観測体制を強化すべき火山・火山群は以下の通り。
1.近年、噴火活動を繰り返している火山(23火山)
過去数十年の間に頻繁に噴火、あるいは100年以内の間隔でマグマ噴火を繰り返している火山
・北海道:雌阿寒岳、十勝岳、樽前山、有珠山、北海道駒ケ岳
・東北:秋田焼山、秋田駒ケ岳、吾妻山
・関東・中部:那須岳、草津白根山、浅間山、新潟焼山、焼岳、御嶽山、伊豆大島、三宅島、硫黄島
・九州:阿蘇山、霧島山、桜島、薩摩硫黄島、口永良部島、諏訪之瀬島
2.過去100年程度以内に火山活動の高まりが認められている火山(18火山)
過去100年程度のマグマの動きに関連した山体浅部の地震活動もしくは活発な噴気活動・地熱活動、過去10年以内にマグマの貫入等に伴う地殻変動が認められる火山
・北海道:アトサヌプリ、大雪山、恵山
・東北:岩手山、栗駒山、蔵王山、安達太良山、磐梯山
・関東・中部:日光白根山、乗鞍岳、白山、箱根山、伊豆東部火山群、新島、神津島、八丈島
・九州:鶴見岳・伽藍岳、九重山
3.現在異常はみられないが過去の噴火履歴等からみて噴火の可能性が考えられる火山(3火山)
・東北:鳥海山
・関東・中部:富士山
・九州:雲仙岳
4.予測困難な突発的な小噴火の発生時に火口付近で被害が生じる可能性が考えられる(3火山)
・北海道:倶多楽(くったら)
・東北:岩木山
・関東・中部:青ヶ島
◆気象庁(火山噴火予知連絡会):「火山噴火予知連絡会火山活動評価検討会」(中間報告)(PDF17KB)
http://www.jma.go.jp/jma/press/0902/18a/yochiren090218-3.pdf












