災害現地レポート

特派員からの現地報告(5/22 その3) 08.05.22 13:00


《衛生観念の欠如》
北川市街地に入る前に道路わきで倒壊した家々の庭先にテントを張って暮らす人がいた。女性のひざが汚れているので、これはどうしたのかと聞くと、女性はスカートのすそをたくし上げ避難するときにすりむけた傷を見せてくれた。この女性は消毒薬を持っていたので自分で紫色になる消毒薬で手当てをしたのだという。

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消毒薬があればまだいい。靴を履くまもなく逃げ出したという女性。足をざっくり切ってしまったが、消毒さえしていない。
破傷風などの感染症に対する知識が欠如しているのだ。幸いこれらの女性は、感染することなく回復したが、化膿してしまうケースも少なくないはずだ。大きな避難テント村には医療施設があり医師や看護士が常駐している。
しかし、テント村に避難する人よりも、はるかに多くの人が自宅前の庭先にテントを張って避難生活を送っており、そこに医療の手は届きにくい。医療のみならず、支援の手も届きにくいのが現実である。

【写真・報告:レスキューナウ災害特派員 冨田きよむ】

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