災害現地レポート

APEXの対応状況(6月17日現在) 06.06.17 08:00


今回の地震における、インドネシアなどで環境技術支援などを手掛けているNGO組織APEXの対応状況が速報されています。

なおAPEXでは、ジャワ島中部地震災害の被災者のために救援募金を受け付けています。

<お振込先>
*郵便振替
  口座番号:00100-7-185207
  口座名:特定非営利活動法人APEX
 ※通信欄に「ジャワ島中部地震」と明記して下さい。

*銀行振込み
  銀行・支店:みずほ銀行 稲荷町支店
  口座番号:普通預金 5563772
  名義:特定非営利活動法人APEX
※お振込みの際、お名前の後に「ジャワ」と付記していただき、合わせて電子メールまたは電話にてお名前、ご住所、金額をお知らせいただければさいわいです。

<募金受付期間>
 2006年5月29日より6月30日まで。現地へは数回に分けて持参・送金します。

<お問い合わせ・ご連絡先>
特定非営利活動法人APEX   (担当;彦坂)
 〒110-0003 東京都台東区根岸1-5-12 井上ビル2F
 TEL: 03-3875-9286 FAX: 03-3875-9306
  E-mail: tokyo-office@apex-ngo.org

 いただいたご寄付は、ジョクジャカルタを拠点とするNGOで、APEXと長年にわたる協力関係のあるディアン・デサ財団を通じて、まずテント、食糧、医薬品、衣料などの緊急援助に、ついで水供給・衛生設備の改善・設置等の恒久対策に使わせていただく予定です。なお、ご寄付の5%以内を、運営資金として使わせていただく場合があります。

【以下APEXサイトより転載】

ジャワ島中部地震救援活動(6/17)

 前回の報告で、6月6日までで緊急支援物資の配布はひととおり終え、6月7日から復興対策中心の活動に切り替わっていると書きましたが、MCK(トイレと水浴び場と洗濯場のコンプレックス)120ユニットの建設は、今日(6/17)中か、遅くとも明日の朝には設置が終わります。住民から要望を集めたところ、さらに42件のMCK設置希望があり、追加で設置していく計画です。MCKには腐敗槽などの地下部分と、柱、壁、屋根などの地上部分がありますが、これまでにつくったものは、地下部分は長期の使用に耐えるものの、地上部分は仮設的なものでした。今後は、どうせつくるのであれば長く使えたほうがいいと、地上部分も半恒久的な設備とするように方針転換していくそうです。コスト的にも、仮設MCKは1ユニット当たり1980万ルピア(約26万円)、半恒久的なMCKは2230万ルピア(約29万円)と、あまり変わりません。
 ディアン・デサ財団では、これまでバントゥル県のセウォン郡、プレレット郡、イモギリ郡、ドゥリンゴ郡、プンドン郡の5つの郡とスレマン県のプランバナン郡でMCKを設置してきましたが、今後も対象地域は同じとのことです。但し、あまり行政区画にこだわらず、それぞれの地域を地理的ゾーンとしてフレキシブルにとらえています。水の浄化装置を用いた一日20~25トンの安全な水の供給も、この6つの地域で続いています。

 一方、今回の地震により、井戸も大きな被害を受けています。瓦礫が入ってしまったり、泥が湧き出したり、枯れてしまったりと被害の様相も程度もさまざまです。当面、上の6つの地域の1000本の井戸を修復する作業にとりかかります。事前調査の結果、被害の程度で分類すると、軽微なもの40%、中間的なもの30%、深刻なもの30%といった割合で、それぞれ4600円、1万円、2万5千円ほどの修復費がかかるそうです。

 さらに、現在テント暮らしをしている被災者が多いですが、あと3,4ケ月で雨季が始まることもあり、住居の復興が重要な課題となっています。まだ構想段階ではありますが、耐震性、耐久性のある素材で家の骨組みだけをつくり、それを住民に引き渡すことで住宅再建を支援することが検討されています。住民が、その骨組みをもとに間仕切りや増設をしていけば、安心して住める家が早期に建設できることになります。

 地震の被災者の支援でおおわらわなのに、今度はムラピ山の活動が再び活発化し、火山灰や溶岩の流出によって、山麓の村に被害が出始めています。6月14日の流出で、スレマン県の4つの村(クプハルジョ、ウンブルハルジョ、グラガハルジョ、ウキルハルジョ)とクラテン県の3つの村(バレランテ、パンガン、シドレジョ)の水のパイプラインが壊れ、水供給が断たれてしまいました。これらの村は、クプハルジョ村に近いベベングの泉を水源としており、ディアン・デサ財団がまだ創立間もない頃に、その泉から水供給のパイプラインを設置したものです。施設が老朽化してきたため、つい最近更新したばかりでした。ディアン・デサ財団では、これらの村にも応急的な浄水の供給を始めています。今後設備の被害状況を調査した上で、パイプラインの修復活動も始まるものと思われます。ジョクジャカルタとその周辺は受難の日々です。

(田中直)

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