インドネシア・ジャワ島中部地震情報(6月19日6:00現在、レスキューナウまとめ) 06.06.19 06:00
日本時間5月27日07:54頃、インドネシア・ジャワ島中部でM6.3(米国地質調査所発表)の地震が発生し、周辺地域で1万人以上の死傷者が出るなど甚大な被害が発生しました。被害状況は以下の通りです。(6月19日6:00現在、レスキューナウまとめ)
【発生事象】
発生日時: 日本時間5月27日07:54(現地時間05:54)頃
震源地: インドネシア・ジャワ島中部(南緯7.89度、東経110.41度)
島中部の中心都市ジョクジャカルタから南南東約10km(独立行政法人防災科学技術研究所発表 当初米国地質調査所発表ではジョクジャカルタの南西約35kmの南岸海中とされていた)
震源の深さ: 約10km(独立行政法人防災科学技術研究所発表 当初米国地質調査所は約17km→約10km→約35kmと修正発表)
地震の規模(マグニチュード): 6.3(米国地質調査所発表 当初6.2としたものを上方修正)
【津波情報】
・この地震による津波は発生していない。
【火山情報】
・震源地から約50km北方のメラピ火山の溶岩ドームが崩れて、火砕流が発生したとの情報あり。地震の揺れが原因と見られ、地元の住人が避難している。
・現地の火山学者や日本の専門家らによると、火山活動と地震の直接的な関連はないとされるが、今後の火山活動の活発化が懸念されている。
【人的被害】(インドネシア社会省発表:6月8日現在)
死者:5,716人
負傷者:37,917人
避難民:423,720人
・6月1日午後、ジャワ州クラテン県内の避難所で子供ら数百人が集団食中毒にかかった。
・「国内、海外からの医療チームは十分確保できている。その一方で、病院での治療が必要な負傷者は減少している」(6月1日、カラ副大統領)
・寺院などに多数の遺体が安置されており、今後、感染症などの危険が高まるおそれが懸念される。
・国連児童基金(ユニセフ)も「清潔な水の確保が最優先課題」として、今後は感染症など被災者の衛生・健康面に問題が起こり得るとの懸念を示した。
【邦人被害】ジョクジャカルタ市に在住の日本人女性1人が頭部に軽傷。
・外務省によると、在留届が出ていた邦人以外にも、現地に渡航、滞在していたと思われた47人の無事を確認済み。引き続き個人旅行客についての情報を収集中。
・外務省によると、29日午前までに現地周辺に在住の日本人91人全員の無事を確認。
・外務省海外邦人安全課によると、現地周辺の滞在のツアー客19人(近畿日本ツーリスト8人、日本旅行3人、JTB3人、エイチ・アイ・エス3人、ジャルパック2人)の無事を確認。
【物的被害】(インドネシア社会省発表:6月8日現在)
家屋倒壊:126,326軒
家屋損壊:392,414軒
・発生直後から有感無感を合わせると1,000回以上の余震を観測した。
・人的・物的被害とも、ジョグジャカルタ州南部のバントゥル県周辺で被害が最大。
・現地では、被災地の混乱・避難に便乗して、空き巣などの強盗事件が多数発生している模様。
・地震発生から2日目の夜、被災地では雷雨が降り、地盤が緩む中での二次災害や、衛生状態の悪化が懸念される。
・世界遺産のヒンドゥー寺院プランバナン遺跡では多数の損傷。同じく世界遺産の仏教寺院ボロブドゥール遺跡では現時点で被害はほとんどないとの情報あり。
・地震発生後に津波が起きるという噂が流れ、一部住民が海とは逆の北方向に逃げ惑うなどパニックが発生した。
・屋内でかなりの揺れを感じ、家具が倒れたり、ブロックの塀などが倒れたりしたとの情報あり。学校やホテル、集客施設などにも被害が出ている模様。
【ライフライン】
水道: 多くの地域で供給が停止している模様。
電力: ジョグジャカルタ市内では5月28日までに停電が復旧したとの情報あり。国営電力当局者が5月29日語ったところによると、既に95%まで回復しており、2~3日中に正常化する見通しという。
通信: 電話がつながりにくくなっている。
【交通機関】
道路: 各所で瓦礫やひび割れなどが生じ、物資輸送に影響が出ているとの情報あり。
鉄道: パランバナンで駅が崩壊、線路も寸断されているとの情報あり。
ジョクジャカルタ空港: 滑走路に亀裂が入るなど空港施設被災の影響で一時閉鎖。応急処置により5月28日午後にも一部運航再開、緊急支援物資輸送を優先しているが、5月29日午後、定期便の運航も再開。












