安全・防災コラム

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) 02.11.15 10:41


「子どもがかかりやすい感染症」

■流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)とは
 唾液を通じて空気または、接触感染でうつるため、家族や保育所、幼稚園、小学校など子ども同士が密接に接触するところで流行します。潜伏期はおおよそ2~3週間で、感染力は比較的弱く、感染しても症状が出ない場合があります。 感染する年齢は、15歳以下が多く、発病すると合併症を伴うケースがあります。また、効果的な予防法はないといわれており、1人が2度発症する事はありません。

症状
■流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の症状
耳下腺のはれ 耳たぶから耳の前のあごのラインに沿った部分が腫れ・痛みを伴います。 片側から始まり、1~2日のうちに両側が腫れてきます。(片側だけしか腫れない場合もあります) 約1週間から10日程度で消えます。
発  熱 発熱に伴い、頭痛や腹痛がでることがあり、合併症がなければ期間は1~3日程度がほとんどです。
食欲低下 食べ物が噛みにくく、飲み込みずらい事から食欲の低下を伴うケースがあります。
唾液腺のはれ 顎下腺や舌下腺などの唾液腺が腫れる事があり、耳下腺のはれと同じく痛みを伴います。
 
■合併症
無菌性髄膜炎 稀に発熱・頭痛・嘔吐・けいれんなどの症状がでます。
発症時期は、耳下腺が腫れ出してから4日以内に多くみられ、耳下腺が腫れ出す前や耳下腺が腫れない場合もあります。 2週間程度で後遺症なく治ります。
脳炎・脊髄炎 頻度的には殆どありませんが、注意が必要です。
精巣(睾丸)炎・卵巣炎 年齢が思春期以降だと発症するケースが多く、発熱・頭痛・腹痛・悪心・精巣の腫れ等の症状がみられます。
膵臓炎 発熱・上腹部痛・悪心・嘔吐・下痢等の症状がでます。
聴力障害(難聴) めまい・耳鳴り・嘔吐・ふらつきとともに耳が聞こえなくなります。頻度は稀ですが、発症すると治療が困難です。
心筋炎 頻度は稀で成人が発症するケースがあります。胸痛・頻脈・呼吸困難の症状が出て突然死することもあります。
   
   
 
治療
 

症状や合併症などに応じた治療方法を行う為、医師の診断を受けましょう。

 

 

※この記事は、2000~2004年頃の「rescuenow.net」に掲載されたものを再掲載したものであり、筆者の所属や登場する団体名等は、このコラムの執筆当時のものです。

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