安全・防災コラム

身近な害虫による被害 02.08.18 14:26


「チャドクガ」

 ガーデニングの流行により、本州以南の日本各地に分布し、椿や山茶花につく害虫として知られている毒蛾「チャドクガ」による被害が、都心でも急増しています。東京都では昨年、苦情・相談等の件数が3286件と、3年前の6倍に達しました。

●主な症状
刺されたときの痛みはほとんどありませんが、その後、湿疹などができヒリヒリした痛みと激しいかゆみが2~3週間続きます。また、空中に漂う毒針毛を吸い込むと、呼吸器害や痙攣などを起こしたり、アレルギー反応で心臓停止の恐れもあります。8~9月が、特に危険な時期となっています。

●刺されたら
■さされた場所にセロハンテープを貼って毒針毛を取り、そのあと長く流水で洗い流します。
※ 決して手でこすったり掻いたりしてはダメ。

■抗ヒスタミン含有のステロイド軟膏を塗り、症状がひどければ抗ヒスタミン剤を内服するとよいです。また、何度も刺されるとアレルギー症状を起こし、全身に症状がでる場合もあります。

●除去法
チャドクガは、葉の裏に生みつけられた卵塊(黄色の毛玉状)で越冬し、幼虫は5月の始めの頃に孵化します。
■冬のうちに、たんねんに卵塊をさがして除去することが効果的。
■幼虫のうちには、葉を切り取って踏みつぶしましょう。
■一般の家庭用殺虫剤を使って除去するのもよいでしょう。
※ 幼虫が大きくなると集団がいくつにも分かれ、樹全体に生息するため、除去は危険なので注意してください。さらに、チャドクガは、幼虫に限らず、脱皮殻やサナギや成虫卵までが人を刺すこともあるため、触れないようにしましょう。
 
 

【関連リンク】
チャドクガ(農林水産技術情報協会)
ワンポイントレスキュー「身近にいる毒グモ」

※この記事は、2000~2004年頃の「rescuenow.net」に掲載されたものを再掲載したものであり、筆者の所属や登場する団体名等は、このコラムの執筆当時のものです。

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