安全・防災コラム

[こだわり商品レポート] サイリューム セーフティ・ライト 02.01.25 16:07


[こだわり商品レポート] サイリューム セーフティ・ライト もともとは軍事用に開発された発光技術でした。
緊急時、安全な明るさを確保するサイリュームライト。
 
阪神大震災の時に、一晩不安なく生活することが出来た。
 
災害時など、暗いところを明るく照らし安全を確保する「サイリューム(R) 携帯型セーフティ・ライト」を販売されている日本オムニグロー株式会社の桜井さんにお話を伺いました。



[SHOP RESCUE・松島/以下SR]
日本オムニグロー株式会社さんは、どのような経緯でこの製品をお作りになったのですか?
 
safetylightphoto_sakurai.jpg[桜井さん/以下敬称略]
基本的な用途としては軍事用の多岐にわたり、軍の隊員はほぼ全員が身に付けています。
例えば、今回、アフガンにも弊社製品が納品されていますが、基地の周りに紐とこの製品をつなげ、その紐に触ると光るように設置して防衛用に使用していました。
光る度合いは製品によって様々ですが、ここでは3km先からでも見える高輝度のものを使用しています。
 
[SR]
今回販売されている「サイリューム(R) 携帯型セーフティ・ライト」はどのくらい光るのsafetylightphoto_howto_1.jpgでしょうか。
 
[桜井]
照らすことのできる範囲は、わかりやすい例でいうと、1本を6畳間の真中に置くと四隅の角が見えるくらいになります。
発光している時間は30分程度ですね。
 
[SR]
そうすると、災害時に停電したりした場合手元にあれば足元は十分照らすことができsafetylightphoto_howto_2.jpgますね。
 
[桜井]
そうですね。
阪神大震災の時も使用されたとの事例を伺っていますが、テントの中に1本下げておけば一晩不安なく生活することが出来たそうです。
 
[SR]
safetylightphoto_howto_3.jpg災害時はどこで被災するかわからないのが難点ですが、これなら比較的安価で大きさも20cm程度と小さいのでどこにでも置いて置けますね。
 
[桜井]
そうなんです。
災害時、いろんなものが落ちてきたり家自体が傾いて懐中電灯が転がってしまったりしてどこに行ったのか解らないなんていうことがありますが、これなら家の中の数箇所に設置しておくと便利です。
safetylightphoto_howto_4.jpgまた、災害時はガスもれなどがあり、引火する可能性のあるものはつけることができません。
蛍光灯のスイッチや懐中電灯のスイッチを入れた途端、引火して爆発なんていう事もありますが、この製品は引火性も無く安全にご使用いただけます。
 
化学反応を起こした結果、強い光を放っています。
 
[SR]
そもそも、「サイリューム(R) セーフティ・ライト」はどのような構造で光るものなのでしょうか。
 
[桜井]
この小さな筒の中に、もう1本とても薄いガラスの筒が入っています。 [図解参照]
外側の筒はしなる材質で出来ていて、使用時には折るように(*画像1)曲げると中のガラスだけが割れて2つの液体が混ざって化学反応を起こします。
その結果、強い光を放っています。
 
[SR]
なるほど。
仮に、カバンの中に入れておいたものがアルミの袋の中で割れてしまうということはないのでしょうか。
 
[桜井]
無いとはいえませんが、ぶつかった位の衝撃では中のガラスは割れません。
もし、中で割れてしまったら、化学反応を起こした際にでる二酸化炭素により袋が膨らみますので確認してみてください。
 
[SR]
他に何か使用上の注意のようなものはありますか?
 
[桜井]
アルミの内袋から出してしまった場合はなるべく早く使用してください。
光に当てたままにしておくと効果が弱まります。常温で保存してください。
 
[SR]
わかりました。
耐水性の方はいかがでしょうか。
 
[桜井]
「サイリューム(R) 携帯型セーフティ・ライト」は完全防水加工がしてあります。
雨天や水中でのご使用にも最適です。
また、商品自体に熱を持たず、マッチなどは不必要、風で消えるようなことも無く、ロウがたれる心配もありません。
様々な状況下でご使用いただけます。
 
[SR]
お使いになる方々に、何かメッセージはありますか?
 
[桜井]
この「サイリューム(R) 携帯型セーフティ・ライト」はとても簡単に光を出すことが出来ますが、いざという時の為に、一度ご自分で使ってみてください。
どのような方法で、どのような感じに光るのか体験してみてください。
普段つかえないものはいざという時に使おうと思っても難しいものですから。
 
そして、いつも皆さんが確認できるところに置いておくようにしてください。
 
(取材日:2002年1月25 日)
 
<サイリューム セーフティ・ライト仕様詳細>
外容器:全長15.2cm、最大径1.83cm
外容器素材:低密度ポリエチレン
外容器内化学液:フタル酸ジメチル(溶剤)、過酸化水素(酸化物質)、触媒
内容器:ガラスアンプル1本入り
内容器内化学液:フタル酸ジブチル(溶剤)、エステル液(反応物質)、蛍光物質
発光時間:品温25℃以下の場合に、上記発光時間有効
発光輝度:米軍規格に準ずる
使用温度範囲:5℃〜40℃
有効期限:フォイル包装の状態で納品後4年間(期限は年月はフォイルの端に刻印)
例:0403は2004年3月期限
 
<生産工場>
オムニグロー・コーポレーション 米国マサチュセッツ州、ウエスト・スプリングフィールド
または、日本オムニグロー株式会社 福岡県遠賀郡岡垣工場

※この記事は、2000~2004年頃の「SHOPRESCUE」に掲載されたものを再掲載したものであり、筆者の所属や登場する団体名等は、このコラムの執筆当時のものです。

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