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スズメバチ

01.09.10  この記事をGoogle Bookmarksに登録する この記事をYahoo!ブックマークに登録する この記事を含むlivedoorクリップ この記事をイザ!ブックマークに登録する この記事をニフティクリップに登録する この記事をdel.icio.usに登録する この記事を含むはてなブックマーク


アメリカのロードアイランド大学でウイルスについて研究をされている竹田さんによる、日々の危機管理についてのコラムです。

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「スズメバチに遭遇したら。刺されないための対処法と指されたときの処置法」

 秋はサンマとスズメバチの季節です。

 スズメバチの社会は、秋頃になると食べ物も減ってきますし、巣も大きくなって、混乱状態になっているようです。トップ新旧交代の時期でもありまして、大変なのです。そこに人間が近づけば、「なんだこら~!!」とたちまち攻撃されます。

 ミツバチは明るい色を「花だ」と思って近づきますが、スズメバチは暗い色を「敵だ」と思って近づいてきます。スズメバチの場合は巣を守ろう、社会を守ろうとする反応ですので、こちらが行動すれば、間違いなく刺されます。知らず知らすの内にタオルを振り回したりしても攻撃されます。

 スズメバチは大きいので怖いかもしれませんが、もしスズメバチに遭遇したら、動かないことです。
ピクリとも動いてはいけません。怖くてしゃがんだり、逃げ出したり、手で振り落とそうとすると、かなりひどい目にあいます。しかも、静かに、そして動かないことです。やがてスズメバチは去ってゆきます。
 静かなること林の如し、動かぬ事山の如しです。蜂も山の中にある木には刺しませんから、木になることです。

 蜂に刺されたら、針が残っている場合は針を抜き、できるだけ毒を吸い出すという作業が必要になります。また、刺された場所を水で充分洗うのも良いそうです。あとは虫刺されの薬には抗ヒスタミン剤が含まれていることがありますので、虫刺されの薬を塗ることでしょう。できるだけ早く病院に行ってください。20分から30分でショック症状があらわれて手遅れになります。反応を遅らせるためにも、できるだけ冷やせるなら冷やしてください。

 蜂に刺されないように注意するには、喫煙をしないこと、蜂のいる地域で大騒ぎをしないこと。子どもをできる限り蜂のいる地域に連れて行かないことです。

 秋は遠足シーズンですが、あらかじめ下見をして、防虫対策をしておくことも重要だと思います。

 蜂には蜂の世界がありますので、どうか迷惑をかけないようにご協力お願い申し上げます。蜂の駆除が必要な場合は、防虫駆除(ペストコントロール)の方にご相談ください。万が一自分で何かしようとしますと、皆様に惜しまれることになります。

スズメバチの季節になりました。お気をつけください。

2001.9.10

竹田 努(Rhode Island 媒介性疾病センター アルボウイルス研究主任)
平成7年 北海道大学大学院地球環境科学研究科生態環境学専攻博士課程(博士学位取得)
平成10年 Center for Vector-borne Disease,University of Rhode Island 博士研究員
平成12年 同 アルボウイルス研究主任

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