安全・防災コラム

夏の危険に備える 01.08.05 10:05


「海に行く前に」

 梅雨が明けると、もう夏はすぐそこです。海の季節もやって来ます。ここ数年で、海の監視員が置かれる浜が増えてはきましたが、毎年、海難事故が起こっているのが現状です。本格的な夏の前に、海でのいざというときの心得を。

●溺れた場合のアドバイス
 もしも海で溺れてしまったり、溺れている人を発見したり、沖から戻れなくなった場合は、浜に向かって片手を大きく振って下さい。監視員がいるところでは、すぐに監視員が助けにきます。これは、世界共通のライフセーバーのサインなのです。決していたずらで使用しないで下さい。

●クラゲについて
 海での応急処置の多いものとして、クラゲの処置が挙げられます。刺されたことのある方も多いと思いますが、大抵のものは水クラゲといい、クラゲの触手に触れてしまって起こるかぶれです。毒が強いと痛みも伴いますが、まず、皮膚に触手が残らないように充分に洗い流して下さい。その後、缶ジュースなどで冷やすと、かぶれは消えます。
 特に注意してもらいたいクラゲは、8月中旬以降に現れるカツオノエボシです。長いもので触手が1m以上あり、青くて光に当たると綺麗なのですが、クラゲとは知らずに触ってしまい傷を負うのです。上記と同じ処置をしますが、触手が残っている場合が多いので、完全に取り除いてから行ってください。痛みがひどい場合は、医療機関に行かれることをお勧めします。

●ガンガゼについて
 初めて名前を聞く方が多いと思います。ガンガゼは、ウニにとてもよく似ているのですが、とてもトゲが長いのです。よく、ウニと間違えて素手で触り、トゲが刺さってしまうということが起こりますが、このトゲはとても細いため、皮膚の深くまで入りやすいのです。この抜けにくいトゲが、トゲ抜きを使用しても抜けない場合は、爪で細かく砕けば大丈夫。トゲの成分はたんぱく質ですので、1、2日程で溶けてしまうからです。
 一般の海水浴場でウニに出会えることはそうそうなく、多くはガンガゼですので、すぐに手を出すのはやめましょう。
 

【関連リンク】
溺れたときの手の振り方■助けてサイン(浜田ライフセービングクラブ)
危険な生き物解説・カツオノエボシ(串本海中公園)
危険な生き物・解説・ガンガゼ(串本海中公園)

※この記事は、2000~2004年頃の「rescuenow.net」に掲載されたものを再掲載したものであり、筆者の所属や登場する団体名等は、このコラムの執筆当時のものです。

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