安全・防災コラム

備えておきたいもの・心がけておきたいこと 00.11.21 15:55


「災害時にはペットも被災者に。ふだんからの備えが大切」

●備えておきたい物

[餌・飲用水]
最低1週間分は、予備の食器とともに用意しておきましょう。 食べ慣れている保存のきくものがよいでしょう。

[移送用具]
ケージ、バリケン、キャリングケース、バスケットなど、安全に移送できる用具を1匹につき1個は用意しておきましょう。 災害時にはマイカーの使用が禁止されることが多いため、多数のペットを一括して移送する場合もあります。よそのペットとの喧嘩を防ぎ、安全に避難させるには、移送用具が必要になります。 ふだんの生活から移送用具に入ることに慣れさせておくといいでしょう。

[鑑札・名札]
ふだんから首輪などに鑑札や名札をつけ、ペットの名前とともに飼い主の氏名・連絡先を記入しておきましょう。 災害時にはペットが逃げ出して行方不明になってしまったりすることも多くあります。 放浪しているところを保護されたときなど、飼い主がすぐにわかるようにしておけば安心です。マイクロチップという個体識別できるものも便利です。注射器のようなもので皮下にチップを埋め込みます。

[薬]
災害によるペットの怪我に備えて、消毒薬や化膿止め、ガーゼ、包帯を用意しておきましょう。 応急処置の仕方をふだんからかかりつけの獣医さんに教わっておくと役に立ちます。 慢性の病気で決まった薬を飲んでいるペットは予備の薬を最低1週間分は用意しておきましょう。

[他]
・予備の首輪やリード(引き綱)、ペットシーツや古新聞、タオルなどをひとまとめにして備えておくといいでしょう。
・タオルは濡れたり汚れたりしたペットの体を拭くときのほか、怪我をしたときの止血や寝床の敷き物、防寒のために役立ちます。
・飼い主の匂いのついている古着なども用意しておくと、避難先でペットも安心できます。
・万が一に行方不明になってしまったときのためにペットの写真を用意しておくと捜索に役立ちます。
・病歴を記入したメモ、かかりつけの獣医さんの名前を書いたメモなどもいっしょに保管しておきましょう。
・飼い主が不測の事故で入院などしたときのことも考えて、自宅以外の連絡先(携帯電話、勤務先、親類知人 )のメモも用意しましょう。
・誰かにペットの世話を頼むときに便利なように、餌の好みや健康状態、運動量の目安などの飼育メモも備えておきましょう。
   
●ふだんから心がけておきたいこと
 
[しつけ]
災害時には、やむなく避難などをして見知らぬ場所で見知らぬ人や動物とともに暮らすこともあります。犬などはふだんから「おすわり」「待て」「静かに」など最低限のしつけをしておきましょう。

[登録]
犬を飼う飼い主には登録を市町村に届け出る義務があります。災害時には登録された犬が優先して保護されることもありますので、必ず登録をしておきましょう。

[緊急避難]
・災害発生時または災害発生が予測される場合に備え、あらかじめ住んでいる市町村に緊急時の動物避難場所を聞いておきましょう。
・住民の公的避難場所にペットを連れていく場合は、保管場所の具体策などをきちんと確認しておけば、動物嫌いの人とのトラブルも避けられます。
・住民の公的避難場所にペットの同伴が許可されない地域では、別途に動物避難場所を設けるよう行政に要望しましょう。

[預け先]
万が一の災害に備えてペットを預かってくれる先をさがしておくと安心です。親類知人など動物好きの人同士で声をかけあい、"お互い様"の連携をしておくといいでしょう。

[ワクチン接種・狂犬病予防注射]
多数のペットが一括して保護されるような場合、1匹が病気をもっているとあっという間に感染して病気が広がることもあります。病気にしない・させないために、定められたワクチン接種と狂犬病予防注射を行っておきましょう。

災害は、人間だけでなくペットの心身をも傷つけます。
   ペットを飼う人は、その生涯にわたって世話をする「終生飼養の義務」が法律でも定められています。災害が原因で大切なペットを失うことのないように、ふだんからの備えをしてください。
 大切なペットのために。飼い主のあなたのために。

※この記事は、2000~2004年頃の「rescuenow.net」に掲載されたものを再掲載したものであり、登場する団体名等は執筆当時のものです。

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