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最終回 月浦の子どもたちのために(2)
仲間の豚飼いに聞いたところ、1頭6万円とのこと。250人くらいは来るから、3頭必要。18万。
当日は、すべて父母だけでまかなおうと考えていて、しかし、それはいくらなんでも無謀だ。有珠山ネットの総力を結集する価値もまたある。有珠山ネットは、これは大きな声では言えないけれども、きわめて宴会が好きな集団である。とにかく集まってなんかやらかすというのが好きな連中が多い。
そこで、冨田は、この連載の最終回を飾るにふさわしいお願いをしてしまおうというわけであります。
その1 子どもたちや親も参加費はもちろん負担します。自分たちで楽しむのですからね。当たり前。しかし、豚3頭と花火でどう計算しても35万円くらいかかる。そこで、カンパをお願いしたいのです。カンパでなくても、豚現物や、花火ごっそりというのでももちろんまったくかまいません。お願いします。 その2 (※上記、現在は募集しておりません)
要するに3000円支払って働いてくださいという、きわめて虫のいいお願いであります。当日は、花火はもちろんやるんだけれども、盆踊り大会もやります。猿回しもやります。猿回しといっても、冨田がくだらない芸を披露するというようなことではなくて、本物のちゃんとしたサルが来るのです! 淵瀬が呼んで来るそうです。FMレイクトピアの淵瀬という男は、サルにも友人がいて、その信用はなかなか厚いのです。 しかし、当日はあいにく噴煙の方向が悪く、噴煙曇り。月さえ見えなかったのでした。せっかく楽しみに子どもらが集まったのにかわいそうで、花火大会をやることにしました! 「1万円で20分もたねーのかよ」 洞爺湖温泉小学校の子どもらを満足させる量の花火を、ナンとしてでも調達しようではないか!!
このウスラバカエッセイをお読みいただきまことにありがとうございました。これでお別れするにはあまりにも名残惜しいのですが、レスキューナウが近々きちんと利益を上げることができる会社に変貌いたしました暁には、復活ということもあるでしょう。 有珠山復興も、ようやく始まりました。これからが本番です。末永く有珠山を見守っていただきたい。有珠山のふもとに住んでいる我々を、たまに思い出して下さい。 危険? 確かにまったく安全かと問われればそうとは言いきれません。 被災地(三宅島、神津島ももちろん含みます)は、皆さんのおいでを心よりお待ち申し上げております。待ちすぎて首がキリンにならないうちに来てくださいな。 最後まで読んでくださってありがとう。 ******************************** ※この記事は、2000~2004年頃の「rescuenow.net」に掲載されたものを再掲載したものであり、筆者の所属や登場する団体名等は、このコラムの執筆当時のものです。
参加者募集。一般からの参加者、といえば聞こえはいいのですが、お手伝いを大募集いたします。グループでも大歓迎。参加費は、1人3000円を予定していますが、詳しいことが決まり次第、有珠山ネットで発表いたします。ただし、参加者は一切ご自分の責任で行動してください。テント寝袋は必ずご用意ください。グラウンドでのキャンプは校長先生の許可をいただいております。食事もご自分で調達してください。こちらで用意するのは、テントを張るスペースと、水、トイレのみです。
皆様なにとぞ被災地に来て、間近に噴煙をとくとご覧ください。
ところで、どのくらいの花火が必要かというと、先日東京のスタークリックという天体の出版関係の人たちがきて、月浦で星を見る会をやらかしたのです。
そこらからかき集めた1万円を持って、有珠山ネット筆頭丁稚ゴトーが洞爺村のコンビニまで走り、買ってきた花火の山。
子どもはおよそ30人くらい。
1万円もの花火が、わずか20分足らずで消えました。当然子どもらは満足なんかできるはずない。
冨田も淵瀬もゴトウも、絶句しました。
「おらの3000円が・・・」
「満足するまでにはいくら燃やせばいいんだ??」
社長の市川以下、田口、大槻、それと7月から入っためんこいねーちゃんの4人が、がんばっております。
そしてぜひとも有珠山に遊びに来てください。洞爺湖周辺はもともと観光地です。物見遊山に来る場所です。何一つ遠慮は要りません。
しかし、冨田は東京都内のほうがはるかに危険であることをここに証言いたします。噴火災害に巻き込まれて怪我をしたり死んだりする確率と、東京都内で車に引かれて怪我をしたり死んだりする確率を無理やり比較すると、答えは、噴火に巻き込まれて被災することの困難さがおわかりいただけると思うのです。どうしてもそう思ってしまいます。
2000年3月31日、有珠山が噴火しました。有珠山噴火災害に関して、過去のどの災害とも大きく異なっている点がありました。それは、本格的な「インターネットによる全国的な情報ボランティアネットワーク」の誕生。「被災地からの、市民の、市民による、市民のための情報発信」というこれまでに無かった活動を、インターネットを通じて日本全国から集まった有志達が、陰ながら支えるという重要な役割を果たしています。そのため、今後の災害時の市民情報発信の在り方を考える上でも非常に重みのある活動となっているのです。これは、この「有珠山ネット
」の立ち上げに深く関わり、自ら「隊長」として代表を務める冨田きよむ氏によるコラムです。














